2014/02/23 6:06

《「核爆発時の最適な避難方法」を数学者が計算》

恐ろしい…。
しかし、米欧は、この様な事を真面目に検討し、対策を講じていくのでしょう。記事中、全人口の何%の人を収容できるシェルターが存在するかという比率が、スイス・イスラエル100%、米国82%、英国67%、日本は0.02%。これは問題ではないでしょうか。

以下、記事抜粋。

大都市エリアで核爆発が起こった場合、どのような場所にどのようなタイミングで避難すべきかを、さまざまなケースについて分析した論文が発表された。

ローレンス・リバモア国立研究所に属するディロン氏によると、爆発が起きた後ただちに適切なシェルターが見つかれば、10,000~100,000人の命が、放射性降下物による死の危険から救われるという。

米連邦政府のガイダンスは、「核爆発の直後に取るべき最も適切な最初の行動は、一番近い場所にあり、遮蔽性が最も優れた建物に避難することだ」という文章で始まる。

だが、ディロン氏の論文は、数式による徹底した計算に基づいて、それぞれの状況に応じた避難時間を割り出している点でユニークなものだ。例えば、遮蔽性に劣る避難場所にとりあえず避難したものの、適切なシェルターに行くまで15分ほどかかる場所にいる場合は、爆発から30分間は今の施設に留まり、それから適切な施設に移動した方がよい。だが、適切なシェルターがすぐ近く(5分以内の距離)にあるなら、ただちにその施設に向かうべきだという。

※Wikipediaによると、イスラエルとスイスでは、学校や病院等の公共施設に市民シェルターがあり、国民には防毒マスクが無料で支給されている。スウェーデン、フィンランド、ノルウェーも、公共の場に市民シェルターの用意がある。全人口に対し、何%の人を収容できるシェルターが存在するかという率は、スイス・イスラエル100%、米国82%、英国67%、日本は0.02%という調査結果がある。