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2014/05/22 6:34
中国の対ミャンマー直接投資が、2010年度の82億ドルから13年度の5692万ドルへと、100分の1以下に激減。ASEAN首脳会議でもミャンマーは中国と距離を置く姿勢を明確にしました。ミャンマーが今の侵略主義的な中国の影響下から離れる事は良い事です。 — 《100分の1にまで激減した中国の対ミャンマー投資 住民を激怒させた“ズレ”》 中国の対ミャンマー直接投資が激減している。2013年度(13年4月~14年3月)は前年度の約7分の1となり、順位もトップから一気に8位に転落した。 11年から始まったミャンマーの民主化で、投資の面でも門戸開放が進み、東南アジア諸国連合(ASEAN)や日米などの対ミャンマー投資が急増しているが、中国はこうした変化に乗り遅れてしまったようだ。 ミャンマー国家計画経済開発省・投資企業管理局の発表によると、中国の対ミャンマー直接投資(認可ベース)は12年度には約4億ドル(約406億円)だったが、13年度はわずか5692万ドルに落ち込んだ。ピークだった10年度の82億ドルと比べると、100分の1以下である。投資額ランキングでは、中国に代わってシンガポールやマレーシアなどASEAN勢が台頭、日本や米国なども順位を上げている。 民主化が始まるまでは、中国の独壇場だった。とにかく閉鎖市場だったので、資源や原材料を中心に中国のやりたい放題がまかり通った。いまでもミャンマーと中国の政治的な関係が悪いわけではない。昨年秋には李克強首相がミャンマーを訪問し、テイン・セイン大統領とも会っている。軍事面での協力関係も続いており、近年の中国からの武器輸出はパキスタン、バングラデシュに次いで多い。 にもかかわらず直接投資が激減したのは、ミャンマーの変化に中国が追い付いていけなかったからだろう。 その象徴となったのが、北部カチン州のイラワジ川に建設予定だったミッソンダムに対する住民の反発である。中国が建設を主導したが、環境問題を引き起こすとして住民が騒ぎ出し、ミャンマー政府も11年秋に建設中止を発表した。中国側は諦めきれずに建設再開を働きかけているが、住民は断固反対の姿勢を貫いている。 いまミャンマーが望んでいる投資分野は、電信、紡績、飲料、靴製造、養殖など幅広い。これら業種は雇用吸収力もある。ASEANや日米などはこうした分野に積極的に進出を図っている。ところが中国は相変わらずエネルギーや原材料が中心で、しかも住民とのトラブルを引き起こしている。 中国の政府や企業が頭を切り替え、ミャンマーの変化に追い付いていこうと努力すれば、ある程度の回復は望めよう。だが長年守ってきたトップの座を取り戻すのはいまや、不可能に近いといえよう。 (フジサンケイビジネスアイ 元拓殖大学国際学部教授・藤村幸義) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140521/biz14052113300030-n1.htm
2014/05/21 3:24
3Dプリンター。「中国は日本を早々と追い抜き、先駆者の米国製品に肩を並べ始めている」「日本は、経済産業省が10月に活用方法などを議論する会合を初めて開いたばかり。模倣品の増加や犯罪などを封じ込める対策は議論されていない」アベノミクス第3の矢は中国の手に。以下、記事抜粋。 — 《【新帝国時代】中国の「3D複製」驚異の革新 新たな摩擦の懸念も》 【新帝国時代】第7部 際限なき挑発(7) ◆完成度高く安価 東京・秋葉原。米国のIT機器販売会社のブルレーが9月、3Dプリンターのショールームをオープンした。展示品の大半は30万円程度の米国製だが、客の関心を最も集めているのは19万9800円という格安製品。中国・北京の機械メーカー、デルタ・マイクロ・ファクトリーが開発した。 この製品は既に米国でも販売されており、現地の専門誌でトップクラスの完成度という高評価を得た。日本でも計測機器大手のキーエンスなどが3Dプリンターを製造・販売しているが、海外進出の事例はない。 「中国は日本を早々と追い抜き、3Dプリンター先駆者の米国製品に、品質でも販売網でも肩を並べ始めている」。ブルレー日本支社長の杉本健人はこう指摘する。 ◆米抜き首位狙う 日本や欧米が注目する1冊のリポートがある。 米調査会社のウォーラーズ・アソシエイト社が年に1回発行する「ウォーラーズ リポート」。3Dプリンターに関して世界的に権威の高いリポートだ。 近年のリポートにはこう明記されている。 《中国の華中科技大学は3Dプリンターで目覚ましい活躍を見せる世界最高の実力を持つチーム》 華中科技大学は、低価格で高性能の3Dプリンターを実現する研究成果を数多く生み出してきた。ほかにも西安交通大学や清華大学などが、米国企業が製品化に取り組み始めた時期とほぼ同じころの1980年代から3Dプリンターの研究開発を進めてきたという。 このリポートなどによると、2012年の中国の3Dプリンター普及台数は米国の4分の1。ただ16年には、中国の3Dプリンター市場が100億元(約1600億円)と世界最大に成長すると予測されている。 米国企業が保有する3Dプリンター関連の基本的な特許の期限が次々と切れ始めている問題もある。中国が米国を追い抜くことが現実味を帯びている。 ◆模倣被害急増も フランス・パリが本部の国際通商組織「国際商業会議所」(ICC)などによると、3Dプリンターがほとんど使われていない現在でも模倣品の被害額は全世界で年間50兆円以上に及ぶ。 特許庁が日本企業約400社を対象にした調査では、平成19(2007)年度に数百億円だった被害総額が23年度には1千億円を突破した。日本の家電メーカーのある幹部は「3Dプリンターの登場で日本の模倣被害は今の倍に膨れあがる」と危機感を募らせる。 米国は正式な複製部品と偽造コピー部品を区別する3Dプリンター用ツールの開発に取り組むなど対策を強化しているが、中国はそれを上回るスピードで技術開発を進めている。 一方の日本は、経済産業省が10月に3Dプリンターの活用方法などを議論する会合を初めて開いたばかり。模倣品の増加や犯罪などを封じ込める対策は議論されていない。 http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131208/wor13120811500007-n1.html
2014/05/21 2:52
覚醒剤取引には厳罰を以って当たり、根絶しましょう。 — 《日本は主要な密輸先 アジアで覚せい剤取引急増 国連報告》 国連薬物犯罪事務所(UNODC)は20日、「世界の合成薬物報告」を公表した。覚せい剤のメタンフェタミンの押収量がアジア太平洋地域を中心に急増、同地域で2012年、過去最大の36トンに達したとしている。薬物取引によって大きな利益が見込める日本が主要な密輸先の一つ。 人気デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(本名宮崎重明)容疑者が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたばかりだが、日本に大量の覚せい剤が流入している現状が裏付けられた。 報告書によると、アジアのメタンフェタミン押収量は08~12年の5年間で3倍に拡大。中国では12年に約16トンが押収され08年の倍以上に急伸、地域全体の45%を占めた。タイでも12年、08年の5倍に相当する約10トンが押収された。 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140520/erp14052018050004-n1.htm
2014/05/21 2:22
政府の府省庁の幹部人事を一元管理するため発足させる内閣人事局の初代局長に、官僚でなく政治家の加藤勝信氏を起用。官僚支配と省益の打破が長年の課題である我が国において、政治による高級官僚の人事権掌握という大変重要な統治機構改革が進捗しました。 — 《内閣人事局:政治主導強化鮮明に…初代局長に加藤勝信氏》 政府は20日、府省庁の幹部人事を一元管理するため発足させる内閣人事局の初代局長に、加藤勝信官房副長官(58)の起用を内定した。事務方トップの杉田和博官房副長官を充てる当初方針を転換。政治主導の人事をより鮮明にすることで、6月の成長戦略の改定や夏以降に本格化する予算編成に向け、官邸のリーダーシップを強化する狙いがある。 内閣人事局長は法律で、「官房副長官から指名する」と規定されている。副長官3人のうち、警察庁出身で官僚組織の頂点に立つ杉田氏起用が有力視されてきたが、政治主導の強化を目指す安倍晋三首相や菅義偉官房長官の判断で加藤氏に落ち着いた。安倍内閣は、減速も指摘されるアベノミクスを下支えするため、6月の成長戦略で法人実効税率引き下げや公的年金の運用見直しなどの改革案を打ち出す構え。政治家である加藤氏を起用したのは、官邸が府省ににらみを利かせる体制を作り、協力を引き出す狙いがある。 http://mainichi.jp/select/news/20140521k0000m010127000c.html
2014/05/21 1:08
千田夏光(本名 千田貞晴)という吉田清治と並ぶ「従軍慰安婦捏造作家」がいました。作者自身が捏造を謝罪しましたが、出版社は捏造本を改訂せず、世界に嘘が拡散しました。名誉を棄損された方の遺族が提訴を試みると、弁護士が日弁連の立場と違うから弁護できないと。あの偽東京裁判でも連合国は日本に弁護人を付けたのに。日弁連に公正は期待できません。 — 《【歴史戦 第2部 慰安婦問題の原点(1)後半】 軍医論文ヒントに「完全な創作」世界に増殖 誤りに謝罪しながら訂正せず》 「千田夏光という作家に父が慰安婦制度の考案者のように嘘を書かれ、大変な目に遭った。平成3年ごろから、私の診察室にまで内外からいろんな人が押しかけ『民族のうらみをはらす』とか『謝れ』などといわれ罪人扱いされました」 こう振り返るのは福岡市在住の産婦人科医、天児都(あまこ・くに)(79)だ。天児によると、千田の著書『従軍慰安婦』には、戦時勤労動員制度の女子挺身(ていしん)隊と慰安婦を同一視するなど63カ所に及ぶ問題記述があるという。 天児の父でやはり産婦人科医だった麻生徹男は戦時中、陸軍軍医少尉として中国各地を転々とした。昭和13年1月に上海で慰安婦約100人の検診をした経験から、14年6月に「花柳病(性病)の積極的予防法」という論文をまとめ上官に提出した。 麻生はこの中で、検診では「(朝鮮)半島人の内、花柳病の疑いある者は極めて少数なりし」と記し、その理由として日本人慰安婦より若年者が多かったことを挙げている。ただ、軍の命令で行った検診結果の一例を書いただけだが、千田はそれを論理を飛躍させてこうこじつけた。 「レポートの結果として軍の目は当然のようにそこへ向けられていく。それは同時に、朝鮮人女性の怖るべき恐怖のはじまりでもあった。朝鮮半島が若くて健康、つまり理想的慰安婦の草刈場として、認識されていくことになるのだった」 千田は別のページにも同様の記述をし、麻生の論文が朝鮮人強制連行のきっかけのように書いているが、同書にはこれに関する実証的な裏付けも何もない。匿名の元経理将校が関連がありそうに証言をしている部分はあるが、この将校が語っているのは13年のエピソードであり、麻生の論文と時期が合わない。 むしろ麻生は論文で「娼楼にあらざる軍用娯楽所の設立も希望す」「これに代わるものとして、より高尚なる娯楽施設を必要とす。音楽、活動写真、図書あるいは運動が良い」と提言しているのである。 「千田は自分の都合のいいところだけ拾い読みし、初めから結論ありきで書いている。完全にフィクション(創作)だ」 こう憤った天児が千田に抗議し、訂正を申し入れたところ、平成8年4月にこんな謝罪の手紙が届いた。 「朝鮮人女性の比率が高くなったのは麻生論文のためではないということで、ご指摘の通り論文を発表されたのが年のかわってからであったことも明確です。私の記述が誤解をまねき、ご迷惑をかけているとすれば罪は私にあります」 ところが、作者自身がこれほど明確に著書の根幹部分での間違いを認めたにもかかわらず、結局、それらの部分を訂正した改訂版は出版されず、『従軍慰安婦』の誤った記述が改められることはなかった。 そして、錯誤の連鎖はこれにとどまらず、「千田が事実として書いた嘘が増殖していった」(天児)のだ。例えば、慰安婦を強制連行された「性奴隷」と認定した1996(平成8)年2月の「クマラスワミ報告書」には、オーストラリア人ジャーナリスト、ジョージ・ヒックスの著書『慰安婦』が引用されているが、天児によると「索引には参考文献がたくさん並んでいて立派な学術書のようだが、千田の本とそれを孫引きした著者のものばかり」だという。吉田清治の名前もある。 この本には7カ所「ドクター・アソウ」の名が出てくるが、千田の著書を引用する形で「最も健康な慰安婦供給源への基礎をおくのに手助けした」と書いたり、「上海の慰安所の主唱者」と記したり、およそデタラメな記述が多かった。 さらに『慰安婦』には、麻生が撮った写真が無断掲載されていたため、天児はヒックスに「著作権侵害だ」と手紙を出したが、なしのつぶてだった。 天児は法的手段に訴えることも考えたが、弁護士は「日本弁護士連合会はあなたと立場が違うから弁護できない」と断られた。日弁連は、慰安婦は「軍事的性奴隷」であり、「軍の強制は明白」との立場を取っているからだ。 吉田と千田という2人の作家が扇情的に書きつづった創作作品は、当事者や関係者の「それは違う」という異議をかき消し、事実として世界に広まった。それには、検証も確認もせずに彼らを持ち上げ紹介してきたメディアが果たした役割も大きい。 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140520/plc14052016300015-n1.htm