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2015/12/17 20:42
中国の偽札問題について質問がありましたので、事実関係を確認します。中国国内で大量の人民元の偽札が出回っている事は、同国では公然たる社会問題になっています。我が国外務省は、中国国内で多くの偽札が出回っている事に注意喚起を行っています。中国国内では、恒常的に大量の偽札工場が摘発されており、その偽札の精度は常に向上しています。銀行のATMから偽札が出てくる事も報じられています。中国国内では、多くの小売店に偽札鑑定機が置かれており、しかしその鑑定機にも偽物の役に立たない物が出回っている、という状態であり、今年11月には、偽札防止対策の最新技術を採用して12日に流通を開始した新百元札(約1900円)が、逆に一部のATMで偽札と判別され利用できない状態だと報じられました。中国メディアは、中国で偽札が流通している事を前提に、日本では偽札がほとんど流通していない事を「ニュース」として報じています。勿論、偽札を掴まされた場合、真券と交換する事はできず没収され、偽札と知って使用すれば処罰されます。—《偽造防止のはずが…中国新百元札、ATMで偽札扱い 店でも使えず》2015.11.13 APF 【11月13日 AFP】中国で偽造を困難にする最新技術の採用をうたって12日に流通を開始した新百元札(約1900円)が、一部の現金自動預払機(ATM)で利用できない状態だと、中国紙が13日報じた。 新百元札は、毛沢東(Mao Zedong)の肖像をあしらった赤が基調の紙幣である点は従来通りだが、金色で印刷された数字「100」の色合いが見る角度によって変わる技術を採用するなど偽造防止策を強化。政府は「機械での読み取りはより簡単に」なり、人の目でも「偽札と本物の区別がつきやすく」なったとうたっていた。 しかし、中国北東部・吉林(Jilin)省の省都・長春(Changchun)市に本社を置く東亜経貿新聞(East Asia Economic and Trade News)の報道によると、一部の銀行のATMで顧客が紙幣を預け入れようとしたところ、新百元札がはじかれたという。ある銀行幹部は同紙に対し、新紙幣を認識するよう全てのATMを「更新」するには数日かかると述べている。 また、住民からはスーパーマーケットで新紙幣を使おうとするたび偽札検出器が警報を発し、利用できないとの苦情が出ているという。スーパーの店員は「検出器がOKを出さない限り、新紙幣は受け取れない。別の日に来てくれ」と言ったと、同紙は伝えている。 http://www.afpbb.com/articles/-/3066513—《「ニセ札」が流通する中国、流通しない日本=中国メディア》2015.11.11 Searchina 中国メディアの捜狐は6日、日本を訪れたことのある中国人ならば「日本ではレジに偽札かどうかを判別するための機械が設置されていないことに気付いたであろう」と伝え、日本で偽札(ニセ札)が流通していないことを指摘する記事を掲載した。 日本国内で暮らしていても、日本円の偽札を手にしたことのある日本人は少ないだろう。逆に、中国を訪れたことのある日本人ならば中国では今なおレジに偽札を判別するためのライトが置いてあることを知っているはずだ。紫外線を発するライトを使い、紙幣に透かしが入っているかを確認するのだ。 中国新聞社の報道によれば、広東省公安庁(広東省警察)は9月24日、広東省恵州市内で偽札密造工場を急襲し、日本円に換算して約39億1800万円分の偽札を押収した。同案件では流通前に偽札を押収できたが、摘発できたのはあくまでも氷山の一角と見られ、中国では大量の偽札が流通しているのが現実だ。 中国で偽札が流通する一方で、なぜ日本では偽札がほとんど流通していないのだろうか。捜狐は「日本ではお金のやり取りを行う際、受け取る側が偽札かどうかを確認することはない」と指摘。「日本人は偽札を掴まされることを心配していないのだろうか」と疑問を投げかける一方、日本円の紙幣は世界でもっとも偽造が難しい紙幣の1つであることを伝え、日本人は偽札を掴まされることを心配する必要がない環境にあることを紹介した。 さらに、日本では紙幣に限らず、一切の製品においても「真偽」を判別するための偽造防止シールなどが存在しないことを指摘したうえで、偽札や海賊品が市場で流通していない日本は中国と異なり、誠実さと信用で成り立つ社会体系が構築されていると伝えている。(編集担当:村山健二) http://news.searchina.net/id/1593896?page=1—《偽札40億円分、中国で史上最大規模の製造拠点を摘発 偽100元札2トン押収、積み重ねると建物66階の高さ》2015.09.25 産経新聞 中国メディアによると、中国広東省の公安当局は25日までに、同省内の人民元札の偽造拠点を摘発し、2億1千万元(約40億円)分の偽札を押収、29人を拘束したと発表した。中国の偽札事件としては過去最大規模という。 公安当局は17日、製造拠点2カ所を摘発し、偽札や印刷機などを押収。偽造されたのは中国で最高額の100元札で、市場には流通していない。大量の偽札は重さ2トン余り、積み上げると建物66階分の高さになるという。 日本円で約2千円に相当する100元札は偽札が多く出回っており、社会問題となっている。中国は8月、偽造防止対策を強化した新100元札を11月から発行すると発表した。(共同) 写真:中国広東省の公安当局に押収された100元札偽造に使われた印刷機=24日(共同) http://www.sankei.com/world/news/150925/wor1509250061-n1.html—《中国各地で新たな偽札・・・ネットで販売、お支払いは銀行口座に》2014.09.04 Searchina 浙江省台州市警察によると、偽札密造グループを摘発し、記番号がM3W96で始まる100元の偽札“額面”824万元分を押収した。中国ではその他の偽札も出回っており、技術面でも向上している。インターネットでは、偽札の販売を謳うページが多数存在するという。“業者”のひとりは、商品サンプルの品質を確認した上で、代金は銀行口座に払い込むよう要求した。新京報などが報じた。 記番号がM3W96で始まる偽の100元札は北京、山東省、広東省広州、遼寧省など多くの地域で見つかっている。浙江省では、M3W、M35などで始まる偽札も見つかっており、警察が市民に注意を呼び掛けている。 同省台州市の場合、2013年後半から、偽札をつかまされたとの通報が相次いだ。今年(2014年)になってから通報はさらに増加した。4月末までに通報は800件を超えた。 新京報の記者が7月初旬、大手検索サイトの百度(バイドゥ―)を使って「北京 出售 假幣(北京 販売 偽札)」の語で検索したところ、偽札の販売を謳うページが多数存在することが確認できた。販売価格は偽の100元札1枚に対し、平均で3.6元だった。「最も高価な偽札」は12、3元だったという。 ウェブページにはいずれも、携帯番号や連絡用のアドレスがしるされていたという。 ためしに「長期批発商(長期卸売業者)」とのアカウント名で「偽札販売ページ」を開設している者に電話で連絡すると「実際に会っての取引。取引場所は相談で。現物を見てから金を支払えばよい」と言われた。 さらに詳しい説明を求めたところ「取引には2人が参加してほしい」と言われた。2人が同一行動をするのではなく、「1人は、偽札の引き渡し場所に偽札識別機を持参してほしい。もう1人は銀行に行ってほしい」と求められた。 「長期卸売業者」は「われわれが販売している偽札は、識別機の90%以上が本物と判別する。銀行が作っている識別機は無理だが、普通の識別機なら問題ない」と説明。取引の際には「持参した識別機で確認してほしい。真札と判定されるなどで納得したら、銀行にいるもう1人に『カネを振り込め』と指示してもらう。こちらは入金が確認されたら、その場で偽札を渡す」と言ったという。 記者は電話で、取引場所と日時を約束した。しかし相手はあらわれなかった。何度か連絡を取り合ったが、いずれもうまくいかなかった。最後の連絡では「あんたらは警察じゃないかと思っている。取引はやめだ」と、一方的に電話を切られたという。 中国ではしばしば、警察による偽札密造・販売グループの摘発が発表される。しかし、偽札事件はいっこうに後を絶たないのが実情だ。(編集担当:如月隼人) http://news.searchina.net/id/1542652?page=1—《中国では「偽札」がATMから出てくる! 日本ではそんなことあるのか?》2013.07.26 J-CASTニュース 偽札が銀行のATM(現金自動預払機)から出てきた――。日本ではありえないことだが、中国ではそれが現実に起こるらしい。 中国ではこれまでも、広東省などで偽人民元の製造工場が摘発されるなど、実際に偽札づくりが行われ、また偽札が出回っている可能性があることが伝えられているが、銀行のATMから引き出されたお金までもが偽札とは驚きだ。 ■ 買い物時や両替時に紛れたら、わからない 中国に頻繁に出張する、ある商社マンは、現地の銀行ATMから偽札が出てくることについて、「地方都市では、たまにあること」と、あまり驚く様子もない。というのも、同氏も1度だけ、偽札をつかまされたことがあったためだ。 しかし、「偽札とわかっても、みんな意に介さず、そのまま使っている」らしい。偽札とわかって、警察や銀行に届けてもその分の保証もなく、自分が損するだけなので、知らん顔しているというわけだ。 チェックポイントはいくつかあって、たとえば毛沢東の肖像の襟が凸凹になっていればホンモノ、白い紙を当てて赤い文字が映ればホンモノ、というもの。「透かし」の有無もある。 ただ、最近は肉眼では見分けがつかないほど精巧につくられているともいう。 産経新聞(2013年7月24日付)によると、中国では100元札(約1600円)などの偽札が出回っていて、偽札防止のため、たいていの飲食店は偽札鑑別機を常備しているほど、という。 ある日本人留学生は、大手銀行のATMで3000元を引き出したところ、そのうち700元(100元札7枚)が偽札だった。タクシー代を払うとき、運転手の指摘で気づき、銀行に訴え出たが、「ATMの中に偽札などあるわけない」と相手にされず、泣き寝入りしたとされる。 前出の商社マンは、「ふだんの買い物でも、常に確認しているわけではないから(偽札であっても)わからない」と話し、なかでも日本人が気をつけなければいけないのが、両替所と教えてくれた。とくに地方都市の両替所は、偽札鑑別機にかけるようなこともなく、お札の枚数を確認するだけなので、「紛れていても、まったくわからない」と指摘する。 日本銀行によれば、「国内のATMから偽札(日本円)が発見された事実はありません」と話す。 そもそも、銀行が現金を装填した時点で偽札が混ざっていることはないし、偽札を入金しようとしても、1枚1枚すぐに判別し、ATMが吐き出す(受け取らない)仕組みになっている。 あるATMメーカーの説明では、ATMには鑑別装置が取り付けられており、入金される紙幣を、厚さや「透かし」、「しるし」などで真券かどうか確かめるという。 […]
2015/12/17 3:22
ルクセンブルク首相、日本の安保法を「安全保障に寄与する極めて重要な視点が盛り込まれたものだ」と評価、デモに関して「なぜ戦争をしないための法律なのに日本人は反対しているのかと疑問に思った」。 サヨクにネトウヨ認定されますね。 — 《訪日歓迎?実はデモ=ルクセンブルク首相が勘違い》 2015.12.02 時事通信 【ルクセンブルク時事】ルクセンブルクのベッテル首相は1日の安倍晋三首相との首脳会談で、7月に訪日した際、国会審議段階だった安全保障関連法への反対デモを自らの歓迎行事と勘違いしたことを明かした。 ベッテル氏は、安保法が衆院で通過した7月16日に来日し、翌17日に首相官邸で安倍氏と会談した。当時、官邸や国会周辺では反対派のデモが行われており、ベッテル氏は太鼓の音などを聞いて歓迎行事と取り違えたようだ。 ベッテル氏は今回の会談で、「安全保障に寄与する極めて重要な視点が盛り込まれたものだ」と安保法を評価。デモに関しては「なぜ戦争をしないための法律なのに日本人は反対しているのかと疑問に思った」と述べた。 http://www.jiji.com/jc/zci?g&k=201512%2F2015120200069&pa
2015/12/14 13:45
ロシアに先を越されました。高速増殖炉の開発は必要です。—《ロシア、「BN-800型」高速増殖炉の商用発電を開始・高速増殖炉の商用運転は世界初》2015.12.11 businessnewsline Oscar Stanley ロシアがスヴェルドロフスク州に建設を進めてきたBN-800型高速増殖炉を使用したベロヤルスク原子力発電所(Beloyarsk Nuclear Power Plant)が10日、初の商用発電を開始したことがロシア国営のPravdaの報道で明らかとなった。 現時点において、BN-800型高速増殖炉は最低出力となる235MWの出力での運転となっており、今後、徐々に出力を上げていくことにより、月内にも100%出力運転に移行することを予定している。 BN-800型高速増殖炉はソビエト連邦時代となる1981年に実験炉として運転を開始した冷却材にナトリウムを使用したBN-600型高速増殖炉の既定出力を600MWから864MWに増加させた高速増殖炉としては初の商用炉となる。 ナトリウムは外気に露出すると発火を起こすなど安定性に欠き、管理が難しいことが難点となり、日本が開発した高速増殖炉「もんじゅ」は、1994年に臨界を迎えながらも翌年に発生したナトリウム漏出火災事故の影響から未だに運転再開が困難な状況が続いている。 一方、ロシアは既に、BN-600による35年の運用実績を積み重ねてきており、BN-600の運用で蓄積したノウハウを利用していくことで、BN-800の商用運転にも強い自信を示している。 世界各国の商業原子力発電業界は、長年の商用原子炉の運転で生じた使用済み核燃料の再処理で生成された大量のプルトニウムを抱える状況となっている。先進国市場では安全性に対する懸念から新規の原子力発電所の建設が控えられる傾向が続くなか、ロシアは、使用済み核燃料の再処理で生成された大量のプルトニウムを燃料として再び使用することができる核燃料サイクルを実現させた唯一の国として、今後も原子力発電を積極的に推進していくことを計画している。 http://www.businessnewsline.com/news/201512111255150000.html
2015/12/14 12:47
許されない行為をする者共がいる。その行為を躊躇なく行う者を「作る」国々がある。その許されない行為をされて止められない国がある。対策は「謝る」事ではない。変える為に必要な諸施策がある。やらせて頂きたい。—《戦没者慰霊碑に日本人を豚に例える蔑称 中国人観光客? 南の島で〝反日〟…かみ終えたガムもなすりつけ》 2015.12.14 産経新聞 日本人慰霊関連施設への嫌がらせが止まらない。第二次大戦の激戦地、北マリアナ諸島の米自治領サイパン島で、日本政府が建立した慰霊碑近くに掲揚されていた日本国旗が何者かに奪われた。島内では近年、日本人慰霊碑が破壊されたり落書きされたりする被害がたびたび発生し、かみ終えたガムがはり付けられる悪質なケースも常態化。平成24年9月の尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化以降、こうした嫌がらせが目立つとの指摘もあり、背景には急増する中国人観光客の影がちらつく。南の島に仕掛けられる〝反日攻勢〟に、島在住の日本人は「心が荒らされるようだ」と心を痛める。たとえ政治的に対立する関係であっても、国を愛し、国のために犠牲になった死者を悼む心を尊重しあう。そんな常識に反し、死者を冒涜する卑劣な行為に及んだのは一体、誰なのか。(歴史戦WEST取材班) ■ 天皇、皇后両陛下も訪問された戦没者の碑 「ありえない…」 一報を受けたサイパン島在住の松本宇位里(ういり)さん(60)は思わず、耳を疑った。現場に駆けつけた松本さんの目の前には、だらりと下がったロープが掲揚ポールに残されているだけだった。 掲揚していた国旗が奪われたのが確認されたのは11月16日午前。巡回していたマリアナ政府観光局の職員が、島北部の「中部太平洋戦没者の碑」がある敷地内に掲げられていた国旗3本が全てなくなっているのを発見した。 3本の掲揚ポールには、日本と米国、北マリアナ諸島連邦(CNMI)の旗が掲げられていたが、旗を掲揚し固定するロープが鋭利な刃物で切られていた。15日夕には異常はなかったといい、その後何者かが旗を奪ったとみられる。 碑は昭和49年に日本政府が建立。敷地は厚生労働省が管理しており、平成17年には天皇、皇后両陛下も訪問、供花された。 ポールは長年敷地内に設置されていたが、傾きが生じたため、松本さんが、戦没者と慰霊で訪島する遺族への善意の気持ちから、マリアナ政府観光局の補助金に自費を加えて修復。10月20日から、日本領事館から寄贈を受けた国旗と、購入した米国旗とCNMIの旗を掲揚したばかりだった。 松本さんは「在島の日本人にとっても慰霊碑は大事な存在で、とても残念だ」と語る。 ■ 「日本猪」「尖閣は中国の領土」…思想的悪意 近くにある韓国人の慰霊碑にも、同様に韓国旗、米国旗、CNMI旗が掲揚されている。しかし、異変はなかったという。 中部太平洋戦没者の碑をめぐっては、25年3月に碑文の「日本政府」と刻まれた部分に✖印がつけられた。近くの旧日本軍施設の壁には、日本人を豚に例える中国語の蔑称「日本猪」や、中国語で「尖閣諸島は中国の領土」という意味の言葉が落書きされたり、慰霊碑が壊されたりする被害も相次いでいる。 関係者によると、日本人に対する蔑称「日本狗」と書かれ、在住の日本人有志で消した直後に「日本猪」と記された。島では第二次大戦中、激しい戦闘で日本兵や民間人ら約5万5千人が死亡。各地に計千超の慰霊碑がある。 在島歴35年の安井悦子さんは「慰霊碑は現地の人にも受け入れられており、こうした行為は思想的な悪意を感じる。これまで可能な範囲で修復をしてきたが、どんな理由があれ、死者を汚す行為はやめてほしい」と憤っている。 ■ バンザイクリフはガムだらけ こうした被害は、追い詰められた日本人が断崖から「万歳」と叫びながら身を投じたことで知られる島北部の「バンザイクリフ」でも深刻だ。 周囲には遺族や戦友会などが建立した二十数基の慰霊碑が並ぶが、近年、これらの碑にかみ終えたガムをはり付ける行為が多発しているのだ。 事態を重くみたマリアナ政府観光局は警備員を常駐させて監視している。だが、今も中国人や韓国人の観光客が訪れ、連日のようにガムを付け、注意されているという。 「警備員の目の前でカラフルなガムが碑文に付けられる状態で、その都度注意しても別の観光客が訪れてはり付ける」(松本さん)といった状態のようだ。 サイパン島は第二次大戦を挟み、100年来にわたって日本と深い関係にあった。平成9年ごろまでは多くの日本人観光客が訪れていたが、その後激減。サイパン島を含む北マリアナ諸島は米領で唯一、中国人がビザなしで渡航できるスポットのため、近年は中国人観光客の急増が目立っている。韓国人も増えているという。 昨年、訪島する中国人、韓国人の人数が初めて日本人を逆転。今年10月までの訪島者数は、中国人約15万8千人、韓国人約15万人に対し、日本人は約7万人と両国からの半数以下に落ち込んでいる。 最近では、サイパン島内に初めてとなるカジノがオープン。中国人観光客の訪島に拍車をかけている。 半面、マナーの悪さも問題になっており、ホテル内のレストランで大声で話したり、痰を吐いたり、ロビー周辺やショッピングセンターの入り口付近で子供に用を足させたりするなど、眉をひそめる行為が横行しているという。 「かつてのように日本人観光客が大勢来てくれたら〝監視の目〟の役割も果たせるのに」と在島の日本人らは嘆く。 ■ 「戦没者への冒涜」国内でも 日本人戦没者の慰霊関連施設への嫌がらせは、海外だけでなく国内でも起こっている。 11月23日には、靖国神社(東京都千代田区)の公衆トイレで爆発音がし、金属の不審物が見つかった。警視庁公安部は現場周辺の防犯カメラに写っていた韓国籍の男(27)が関与した可能性があるとみて捜査。男は事件2日前に入国し、事件当日の午後に出国していた。 今月9日、男は空路で羽田空港から日本に入国。公安部は同日、建造物侵入の疑いで男を逮捕した。 爆発事件以降、靖国神社も警備体制を強化、警戒に当たっている。 「なんたることか」。先の大戦後、シベリア抑留経験があり、今も抑留で亡くなった戦友の遺骨収集に参加する大阪府河内長野市の荒木正則さん(91)は、靖国神社の爆発事件に絶句した。 靖国神社をめぐっては平成13年、ホームページにサイバー攻撃が相次いだほか、小泉純一郎首相(当時)の参拝に憤った中国人の男が境内の狛犬に赤いスプレーで「死ね」と落書きする事件が発生。その後も中国人の男が神門に放火したり、トイレ裏に隠れていた韓国人の男が拝殿に放火しようとしたりする事件が相次いでいる。 こうした背景には、それぞれの国で執拗に行われている〝反日教育〟の影響があるとみられ、各道府県の護国神社も警戒を強めている。 大阪護国神社(大阪市住之江区)は、かつて夜間に石を投げられたり、窓ガラスが割られたりする被害に遭った。今回の爆発事件を受けて、大阪府警も警戒を強化。柳沢忠麿宮司は「戦没者を冒涜する罰当たりな行為で、ゆゆしき事態だ」と嘆いている。 「死んだら靖国で会おう」と誓い合った戦友が眠る靖国神社への参拝を毎年欠かさない荒木さんは「靖国は日本人にとって特別な場所」と指摘。「理由は判然としないが、こうした暴挙を許してはいけないという、われわれ国民の気持ちと姿勢が問われている」と毅然と語った。 写真:ガムが付けられたバンザイクリフの慰霊碑。警備員の目の前で中国人や韓国人の観光客らがガムをつける場面も目撃されている=北マリアナ諸島の米自治領サイパン島(松本宇位里さん提供) http://www.sankei.com/west/news/151214/wst1512140004-n1.html