中国軍機、自衛隊機にまた異常接近し、中国政府は「自衛隊機が接近した」と言って全く関係ない映像を公開する。しかも同一機が行動していたが、わざわざ機体番号を変える。中華人民共和国、何をどう信用すれば良いのか。
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《【中国軍機また異常接近】中国公表の映像「(中国は)後ろめたいことがある」と防衛相 政府高官「全く関係ない映像」》
中国軍のSu27戦闘機が11日に自衛隊機に2回異常接近した問題について日本側は12日、中国の程永華駐日大使を呼び抗議した。中国側は「動画」を公開し、「自衛隊機が接近した」と主張した。
小野寺五典(いつのり)防衛相は12日夜、防衛省で記者団に対し、中国国防省が自衛隊F15戦闘機の飛行状況を写した動画を公開したことについて「(自衛隊機が)接近した事実はない。自衛隊機への接近に後ろめたいことがあるので、自分たちで公開したのではないか」と中国を批判した。政府高官は「全く関係のない別事案の映像だ」と指摘した。
自衛隊トップの岩崎茂統合幕僚長は記者会見で、Su27戦闘機の異常接近について「大変遺憾だ」とし、「日本側は比較的スピードは遅い飛行機だ。相手方の戦闘機に近づくことは物理的になかなかできにくい。中国機が近づいてきた」と述べた。
外務省の斎木昭隆事務次官は程大使を同省に呼び厳重に抗議した。程氏は「自衛隊機が中国軍機に近づいてきた」と答えた。
防衛省の中島明彦運用企画局長は参院外交防衛委員会で、自衛隊機が現場で撮影した写真で中国軍機の機体番号を確認した結果、同一機が異常接近を繰り返したことを明らかにした。
中国軍のSu27戦闘機は5月24日の異常接近の際も同一機が行動していた。ただ、機体番号が5月24日は「40547」だったが6月11日は「40747」と異なっていたという。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140612/plc14061220470024-n1.htm