06/15/2016 03:18:24 PM

中共軍、インド北東部アルナチャルプラデシュ州に侵入。

かつての中印戦争(中国語では「中印边境战争」と呼ぶ)は、インドに憲法9条が無いから中国は攻め込んだのか。否。

アルナチャルプラデシュ州に接するのはチベットである。インドとチベットが争うのでなく、インドと中国が争っているのはなぜか。中国がチベットに侵攻、占領し、残虐な植民地支配をしているからである。

チベットは「ヘイワケンポウ9条」がなかったから中国に軍事侵攻されたのか。否。チベット仏教を国教とする、世界有数の平和主義国家であった。

中国は、「勝てる」と判断したから、チベットにもインドにも攻め込んだ。南シナ海にも東シナ海にも。これから尖閣にも沖縄にも。

「中国軍」ではなく「中共軍」と呼ぶ方が実態に相応しい。なぜなら、人民解放軍は、国家の軍隊というよりも、共産党の軍隊であるからだ。

《中国軍がインド北東部に侵入 領有権主張、日米との連携強化に反発か》
2016.06.15 産経新聞

 【ニューデリー=岩田智雄】インドと中国が領有権を争い、インドの実効支配下にある印北東部アルナチャルプラデシュ州に今月9日、中国人民解放軍が侵入していたことが分かった。印国防省当局者が15日、産経新聞に明らかにした。中国は、インドが日米両国と安全保障で連携を強めていることに反発し、軍事的圧力をかけた可能性がある。

 中国兵約250人は、州西部の東カメン地区に侵入し、約3時間滞在した。中国兵は3月にも、中印とパキスタンが領有権を主張するカシミール地方でインドの実効支配地域に侵入し、インド軍とにらみ合いになっていた。アルナチャルプラデシュ州への侵入は、最近約3年間、ほとんど確認されていなかったという。

 9日は、中国海軍が艦船を尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域で航行させた時期と重なる。インドは10日から日本近海で、日米とともに海上共同訓練「マラバール」に参加していた。訓練は米印が実施してきたが、昨年、日本の恒常的参加が決まっていた。

 インドは、今月6~8日のモディ首相の訪米では、中国が軍事拠点化を進める南シナ海に言及せず、中国に配慮を示していた。

http://www.sankei.com/world/news/160615/wor1606150032-n1.html

地図:Wikipedia

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