韓国外相、国連人権理で慰安婦に言及せず。確かに韓国政府に若干の変化が見られます。しかし、教科書には「強制的に連行」との記述が残り、虚妄の慰安婦虐殺捏造映画「鬼郷」が制作され100万人以上が観る等、歴史捏造の宣伝は続いています。
実話と銘打って宣伝されている「鬼郷」は、試写会が催された米国でも鑑賞した市長や議員等に衝撃を与えており、我が国政府はこの悪質な映画が史実ではない事を明確に声明すべきです。
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《【「慰安婦」日韓合意】糾弾姿勢から一転「北」非難に「人権のブラックホール」》
2016.03.03 産経新聞
韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は2日、ジュネーブの国連欧州本部で開かれている国連人権理事会で演説し、北朝鮮の人権状況向上に向け「今こそ国際社会が努力を倍加するときだ」と訴えたが、慰安婦問題には言及しなかった。2014年の演説では日本を厳しく非難していた。
日韓両国は慰安婦問題をめぐる昨年末の合意で、国際社会で互いの非難を自制することで一致。尹氏は演説で日本を非難しなかっただけでなく、合意内容の説明もしなかった。一方、北朝鮮の人権状況については「国際社会が人権向上に向け努力する中で『人権のブラックホール』(と呼ぶべき場所)がある。それは北朝鮮だ」などと非難した。
尹氏は14年3月の人権理で、慰安婦問題をめぐる日本政府の姿勢について「(元慰安婦らの)名誉と尊厳を再び踏みにじるもの」と批判していた。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/160303/wor1603030052-n1.html
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《【「慰安婦」日韓合意】韓国最大野党「共に民主党」代表 慰安婦問題で再交渉困難 慰安婦像は「国民のおばあさんの苦しみ、移設できない」》
2016.03.03 産経新聞
韓国最大野党「共に民主党」の事実上のトップである金鍾仁非常対策委員会代表は2日までに、慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意に不満を示す元慰安婦らに「国家間の合意だ」と述べ、日韓両政府の再交渉は困難との考えを示した。
金氏は同党が1月、中道層の支持拡大を目指し迎え入れた保守系の重鎮。発言は「合意の破棄と再交渉」を求めてきた党の姿勢と食い違い、党内で紛糾する可能性もある。
金氏は1日、ソウルで面会した元慰安婦らが日本と再交渉すべきだとの考えを伝えたのに対し「(朴槿恵政権が)拙速だったことはよく分かっている」と理解を示した上で「国家間の合意であって、現段階で結果を修正できる状況にはないと思う」と述べた。
金氏は1日、日本政府が撤去を求める日本大使館前の少女像については「国民はおばあさん(元慰安婦)の苦しみを決して忘れず、政府が国民の抵抗を押し切って像を移設することはできないだろう」と述べた。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/160303/wor1603030011-n1.html
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《「友好都市に慰安婦像を」 反対集会で首長50人が声明 支持派は「被害者利用するな」》
2016.03.02 産経新聞
慰安婦問題で昨年末に日韓両政府が交わした合意に反対する韓国の市民団体メンバーや学生ら数百人が1日、ソウルで合意破棄を要求する集会を開き、日本大使館前にある慰安婦像まで行進した。
合意に反対する地方自治体の首長50人も、それぞれの友好都市に像の建立を呼び掛ける内容の声明を寄せ、代表で登壇した首長6人が読み上げた。
参加者は、日本が法的責任を認め賠償することなど、被害者の望みが政府間合意に反映されていないことを反対の理由に挙げている。歴史教科書の国定化や労働市場改革など、朴槿恵(パク・クネ)政権のほかの政策に抗議する声も目立った。
一方、朴政権を支持する保守団体も、日韓合意を支持し、元慰安婦の支援団体らに「被害者を利用するな」と要求する集会を開いたり、声明を発表したりした。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/160301/wor1603010044-n1.html
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《ソウル市が慰安婦映画「鬼郷」上映へ 「20万人少女連行の物語を市民に」》
2016.03.01 産経新聞
韓国・ソウル市は29日、日本統治下の朝鮮半島で1919年に起きた独立運動記念日の3月1日に、慰安婦を描いた2月公開の韓国映画「鬼郷」を市内の文化施設で特別上映すると発表した。市は「慰安婦として連行された20万人の少女の物語を市民が観賞する機会を広げる目的だ」としている。
映画は元慰安婦の女性らの証言を基に製作。慰安婦として家族と引き離された少女らの悲劇のほか、強制連行や暴行など日本軍の残虐性を描き、2月24日の公開から既に100万人以上が観賞した。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/160229/wor1602290028-n1.html
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《韓国小6社会の教科書 「慰安婦」「性奴隷」掲載見送り 左派系メディアは反発》
2016.03.01 産経新聞
【ソウル=名村隆寛】韓国で今年、改訂される小学6年生用の社会科教科書(国定版)に「慰安婦」や「性奴隷」の表現や慰安婦の写真の掲載が見送られたことが29日までに、分かった。韓国教育省では「小学生には適切ではない」ことを不採用の理由に挙げている。
教育省は2014年に改訂の準備版を作成し、その中には「戦場の日本軍慰安婦」という表題と写真に加え、「戦場に強制的に連行され、日本軍の性奴隷になった」との説明があった。最終的な改訂版では写真を削除。記述も「強制的に戦場に連行された若い女性たちは日本軍から多くの苦痛を受けた」に変わった。
準備版の教科書を試験的に使い、現場(教師ら)の意見を聞いた結果、同省の審議会では表現を和らげるとの結論に至った。改訂版教科書は、新学期が始まる3月から授業で使われる。
教育省の方針変更の背景には、昨年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意への考慮、対日批判を抑制する意図がうかがえる。左派系メディアは「韓日合意の影響としかいえない。屈辱的な合意によって、正しい歴史認識と教育までもが反対方向に向かっている。教科書の内容まで変える必要はない」(ハンギョレ紙)などと批判している。
「小学校教育には不適切」と常識的な判断をした韓国政府だが、「強制と日本軍からの苦痛」との表現は教科書に残した。
一方、韓国の教育省と女性家族省は昨年、小学校高学年(5、6年生)と中高生を対象に作成した慰安婦問題の副教材で「慰安婦」の表現を使っている。副教材を用いた試験的な授業も行っており、今年から全国で授業を行う予定だ。「慰安婦」の表記がある副教材での授業を、小学校でも予定通り行うのかどうかが注目される。
http://www.sankei.com/world/news/160229/wor1602290026-n1.html
https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/553870808113793