2015/11/09 17:20

ミャンマー情勢、総選挙で野党NLDが躍進。大きな局面の変化を迎えましたが、スー・チー女史は、憲法の「大統領は外国籍の配偶者または子供がいてはならない」という規定で、大統領にはなれません。今後も注視が必要です。

《【ミャンマー総選挙】スー・チー女史が勝利宣言 野党NLD躍進 群衆「母なるスー・チー」を連呼》
2015.11.09 産経新聞

 【ヤンゴン=吉村英輝】8日に投開票が行われたミャンマーの総選挙で、躍進が確実となった野党、国民民主連盟(NLD)の党首、アウン・サン・スー・チー氏は9日午前、最大都市ヤンゴン市内の党本部で、集まった支持者らを前に「(優勢な)状況は皆さんがご存じの通りだ」と述べ、事実上の勝利を宣言した。

 スー・チー氏が選挙結果について公式に発言したのは初めて。同日午前10時半ごろ、選挙後初の本部入りをしたのち、2階のバルコニーに現れた。群衆からは「母なるスー・チー」との連呼が巻き起こった。

 スー・チー氏はNLDへの支持に感謝を述べたのち、「落選者が威厳を保っていることに感謝する。世界中が、ミャンマーの結束と秩序を称賛している」と述べ、大敗が確実となった軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)に、選挙結果を受け入れるよう暗にクギをさした。

 そのうえで、選挙結果はまだ集計中だとしながら「状況は皆さんがご存じのとおりだ」と述べ、独自集計などで明らかになったNLD躍進の状況に、満面の笑みを浮かべた。NLDとしての選挙結果の集計公表には、「まだ数日かかると」とも述べた。

 一方、支持者には「落選者に挑発的な行動はとらず態度を控えるように」と冷静を保つよう訴え、選挙結果を国のために役立てるため「威厳と良心をもって行動していこう」と繰り返した。

 スー・チー氏は、選挙対策を担った幹部をねぎらったうえで、当選者に関しては「国民のためにしっかりと仕事をしたうえで祝意を送る」と述べ、今後の人事などで指導力を発揮する姿勢を示した。

http://www.sankei.com/world/news/151109/wor1511090015-n1.html


《「大統領より上の存在になる」ミャンマー総選挙でスー・チー氏が実権に意欲》
2015.11.06 産経新聞

 【シンガポール=吉村英輝】ミャンマーの野党、国民民主連盟(NLD)党首のアウン・サン・スー・チー氏は5日、最大都市ヤンゴンの自邸で記者会見し、8日に投開票される総選挙で勝利して政権奪取できた場合、「大統領より上の存在になる」と述べた。憲法規定で大統領になれなくても、新政権で実権を握る意欲を改めて示し、有権者にアピールした格好だ。

 総選挙ではNLDの躍進が予想される。ただ、来春行われる大統領選では、スー・チー氏は息子2人が外国籍のため、憲法上、候補の資格がない。スー・チー氏は大統領を上回る役職については「憲法に規定がない」として、国の指導者になることは可能とした。

 国会は上下両院とも議席の25%が軍人枠のため、NLDが単独で大統領候補の指名などができる過半数の議席を握るには、得票率で3分の2以上の獲得が必要だ。一方、劣勢の軍系与党、連邦団結発展党(USDP)は内紛状態で、国軍と近いテイン・セイン大統領一派と対立するシュエ・マン下院議長は、新政権でスー・チー氏と協力する方針を改めて表明するなど、選挙後の連立を見据えた駆け引きも活発化している。

http://www.sankei.com/world/news/151106/wor1511060008-n1.html

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