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《「エンジン外し購入」は偽情報? 中国初の空母》
2015.01.19 産経新聞

 香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは19日、中国がウクライナから購入後に改修し、中国初の空母「遼寧」として2012年に就役させた空母「ワリャク」が、1998年の売却時にエンジンを取り外されていなかったことが分かったと報じた。

 これまで軍事技術の流出を懸念する米国がウクライナに圧力をかけ、エンジンなどの大半の装備が取り外された後に中国側が購入したとされていた。関係筋は同紙に「中国側は売買交渉をしやすくするためにエンジンを取り外したという偽情報を故意に流した」と指摘した。

 中国海軍の元幹部は「ウクライナの方が中国よりもエンジン技術が高い」として、空母「遼寧」でもエンジンがそのまま使われている可能性が極めて高いと述べた。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/150119/wor1501190048-n1.html