2014/02/28 6:34

《知的障害者の塩田奴隷と黙認し続けた韓国社会のおぞましさ》

これが21世紀の韓国の実態です。なるほど、単なる売春婦であった慰安婦を「性奴隷」と妄想逞しくなる訳です。戦前も戦後も、日本人には想像もつかない。

以下、記事。

 前回連載(2月19日発行)の「妄言の主の驚くべき行状」の最後の方で、少しだけ触れた韓国の「塩田(えんでん)奴隷」について述べたい。「人権問題に熱心な日本のマスコミなら挙(こぞ)って取り上げるだろう」と期待していたのだが、ほとんど取り上げられなかったからだ。

 朝鮮日報、中央日報、京郷新聞、ハンギョレ新聞、ニューシス(通信社)などが報じた事件の概要は、こんなものだ。

 奴隷商人は、職を探している知的障害者を見付けると「君を雇ってくれるところがある。ちゃんと飯も食わしてくれる」と声をかけ、離島に連れていくと、塩田の経営者に、日本円にして10万~30万円ほどで売り払ってしまうのだ。

 塩田の経営者は、まず奴隷が「自分はここで働くしかないのだ」と思い込むよう教え、洗脳する。納屋にたたき込み、3度の粗末な食事と、2日に1箱のタバコ以外は何も与えない。

 脱走を図ると、スコップや鉄パイプで殴打のリンチだ。足の骨が折れたのに手当ても受けられないまま、片足切断の体で働かされている奴隷もいた。

 しかし、1人の奴隷が書いた惨状を訴える手紙が、ようやく実家に届き、ソウルの警察が動いた。

 場所は全羅南道(チョルラマムド)新安郡(シナングン)。半島の西南端。黄海に浮かぶ無数の島々からなる郡だ。

 韓国産の塩のうち、天日干しの高級塩は、ほとんどここで作られる。大部分の塩田は家族労働の零細規模だが、少数の大規模塩田所有者がいて、彼らが奴隷を使っていた。天日塩が作れない季節になると、養魚場や建設現場で働かせた。

 島の住民たちは、駐在所の警官も含めて奴隷が働かされていることを知っていたが、黙認していたようだ。「昔から塩田では…」ということらしい。

 地元警察ではなく、ソウルの警察官により奴隷が発見、救出され、公表されたのが2月6日。全羅南道の警察本部が塩田労働の実態調査に入ったのは、何と18日。奴隷を隠す時間を与えたような話ではないか。

 実際に、塩田から遠く離れた民家に閉じ込められていた奴隷もいた。彼らは警察の事情聴取に対して「ちゃんと飯を食わせてもらっていた」「乱暴されたことはない」と、オウム返しを続けたという。あぁ、洗脳の恐ろしさ。

 この件について朴槿恵(パク・クネ)大統領は「21世紀にあり得ない衝撃的事件だ。事実は小説より奇なり」などと驚き、徹底的な「再発防止」を指示したという。

 韓国のマスコミは、この件をずいぶんと報じたが、日本語サイトにはほとんどアップされなかった。韓国のマスコミは「日本人には知られたくない」と考えたのかもしれない。日本の特派員たちもそれに同調して…まさか。