2014/02/26 9:34

《中国への抑止力確保…米、空母11隻態勢を維持》

米国の予算に一喜一憂しなければならないのが情けないところですが、現下の中国が沖縄をはじめ周辺地域への侵略の意思を明確に示している状況の中で、抑止力の維持を米国が意思表示した事を歓迎します。

以下、記事。

 ヘーゲル米国防長官が24日に発表した2015会計年度(14年10月~15年9月)の国防予算に関する方針は、アジア太平洋地域を重視する米軍の戦略を反映し、中国の海洋進出を抑止する海空軍の能力向上と即応性の維持や、サイバー対策に重点が置かれた。

 ヘーゲル氏は24日の記者会見で、「アジア太平洋地域へ作戦上の焦点を当て、部隊の移行を継続する」と強調した。陸軍は第2次世界大戦後では最も小さい規模まで縮小することになるが、在日米軍の兵力は維持される公算が大きく、今回の方針が日本の安全保障環境に与える影響は限定的とみられる。

 現状の空母11隻態勢を維持するのは、海洋進出を図る中国軍に対する抑止力を低下させないことに主眼がある。在日米軍の主力とも言える海空軍と海兵隊の兵力規模は、おおむね現行計画に沿ったもので、老朽化した装備の退役・廃止などが予算削減の中心となっている。