2014/01/28 3:07

《中国の地方政府、監査報告書で債務の詳細を初めて公表》

もちろん、内容の信憑性を疑わなければなりません。

以下、記事。

 中国の31ある地方政府のうち30が、合計3兆ドルの公的債務の詳細を示した監査報告書を初めて公表した。透明性を高め、投資家の懸念を和らげることが狙いとみられる。

 報告書によると、経済が発展している東部地域の省が最も高水準の債務を抱える一方で、地域の総生産に占める債務の比率が79%となっている南西部の貴州省など、貧しい地域の債務返済はより困難になっている。

 また、地方政府のほとんどは債務の大半を期限前に返済しているが、内モンゴル自治区を含む少数の政府は延滞している。

 中国経済にとって大きなリスクとされている地方債務については、十分に情報が公表されていないとの批判が専門家の一部で高まっていた。

 30の地方政府の中で最も債務残高が高水準なのは江蘇省、広東省と四川省。江蘇省の債務は国内最大の1兆5000億元に膨らんでいる。チベットは唯一、監査報告書を公表していない。

 債務の対域内総生産比率では、貴州省、重慶市、雲南省が他を上回った。

 債務の年間歳入に占める割合では北京政府が100%と、国内で最高水準となった。

 モンゴル自治区の未返済の債務は全体の28%となっている。甘粛省、山東省、山西省と江西省も未返済債務の比率が全体の8─10%を占めていると公表した。