2013/09/24 18:42

《中国漁船衝突事件の船長釈放、仙谷元官房長官「法務次官に要望」認める》

平成22年9月に尖閣諸島沖で起きた中国船衝突事件で、公務執行妨害で逮捕された中国人船長を処分保留のまま釈放した件について、仙谷由人官房長官(当時)が、菅直人首相(同)の意向も踏まえ、法務・検察当局に水面下で政治的な働きかけを行っていたことを認めました。

事件当時、仙谷氏は、釈放を「地検独自の判断だ。それを諒とする」と述べ、政治判断ではないと強調していましたが、地検にはその様な政治的判断を行えるはずがないことから、大変に疑問視されていました。

海保の巡視船「よなくに」と「みずき」に体当たり攻撃を行い2隻を破損させた中国人船長を処分せず釈放した当時の判断は、その後、中国が尖閣諸島に対する不当な要求と主権侵害行為を激化させる重要な要因となった、致命的に国益を毀損する行為でしたが、「地検独自の判断」という異様な説明が全くの「嘘」であり、民主党政権の仙谷官房長官と菅首相が行った愚かな行為であったことを認めた訳です。