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01/06/2018 12:31:54 PM

2018/01/06

日本では起こり得ない。しかし、移民が増えると。 — 《ショック!中国に登場した世界初の太陽光発電高速道路、開通から数日で盗難―中国紙》 2018.01.05 Record china 2018年1月4日、斉魯晩報によると、中国山東省済南市にある世界初の太陽光発電高速道路の試験区間で盗難被害が見つかった。開通からわずか数日で起きた出来事に関係者は衝撃を受けているもようだ。 記事によると、この試験区間が開通したのは先月28日のこと。万が一の事態を考えて管理当局は毎日点検を行っていたが、今月2日に路面が壊されていることが確認された。無くなったのは幅十数センチ、長さ1メートル85センチほどの表面部分で、道路脇に設置された装置内部を何者かが触った痕跡も見つかっている。現場の状況から、ある関係者は「全くの手作業とは考えられないが、大型の重機を使ったようにも見えない。手慣れた集団によるもののようだ」との見方を示した。 太陽光発電高速道路の路面は「通光性のコンクリート」「太陽光発電部品」「絶縁体による防護」の三層構造で、長さは約1キロメートル。無くなった部分の金銭的な価値は低いが、総合的な損失は判断が難しいという。(翻訳・編集/野谷) 写真:太陽光発電高速道路 http://www.recordchina.co.jp/b353649-s0-c30.html https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/901761439991393

01/06/2018 11:21:05 AM

2018/01/06

韓国の一部の人などとの誤魔化し言い逃れは認められない。マスコミや知識人たちですら国民感情を恐れて天皇を「日王」と呼び、天皇の写真を侮辱することに対し批判することさえもできない現在の「空気」の中で、天皇訪韓は時期尚早である。 — 《韓国人である私が天皇訪韓に反対する理由》 2018.01.05 WEDGE 崔碩栄(ジャーナリスト)  最近、日韓関係におけるニュースの中に、新たに浮上しているキーワードがある。「天皇訪韓」という言葉だ。この言葉が飛び出したのは他でもない「韓国政府」からである。  昨年9月22日には李洛淵(イ・ナギョン)首相がマスコミとのインタビューで「退位される前に韓国へいらして、この間の両国がほどけなかったしがらみを解いてくだされば、両国関係の発展に大きな助けになる」と発言、その1カ月後の10月25日には李洙勲(イ・スフン)駐日韓国大使が「天皇が韓国を訪問すれば韓日関係を雪解けのように溶かすことに大きく寄与するだろう」と発言、続いて10月30日には康京和(カンギョンファ)外交部長官が念押しするかのように「天皇の訪韓が実現すれば両国関係の発展のための大きい契機になるであろうと評価している」と韓国側の強い「要望」を表明している。  韓国側から天皇訪韓を望む声が出たことは初めてではないが、首相、駐日大使、外交長官が約1カ月という短期間にこのように直接的に、強いメッセージを伝えたのは、これまでに例のない出来事である。  韓国政府は天皇の韓国訪問が両国間の緊張状態を解消し、友好関係の強化に大きな力になると漠然とした夢物語を描いているようにみえるが、果たして、彼らの思う通りに、全てが上手くいくだろうか? ■ 韓国社会の天皇についてのイメージは?  そもそも韓国社会が日本国天皇について抱いている印象はどのようなものか? 残念ながら、「良い」とは言えないのが現状である。日本に対し抱く感情がそのまま日本国及び日本国民統合の象徴である天皇への印象として反映されているからだ。  韓国社会の「天皇」に対するスタンスを最も端的に示しているのは、「日王」という単語だろう。近年韓国では日本国天皇について話題にするとき「天皇(チョンファン)」という単語の代わりに「日王(イルワン)」という単語を使用している。「皇」という漢字よりも格下の「王」という単語を意図的に使用しているのだ。  高麗も、朝鮮も「皇」という字の使用が許されなかった。それは大陸の覇者、中国王朝に限って許された字で、半島の韓国から見ると自分より「上の存在」というイメージがある。それを日本に対して使いたくないというコンプレックスに近い気持ちが心中にあったのだろう。  しかし、「日王」は比較的最近になって使われるようになった単語である。80年代までを考えても、「天皇」という単語が一般的に使われており、それを問題視する人も、言論もいなかった(その転換点になった出来事について別の記事で紹介したい)。だが、現在は、少しでも名前が知れた人が「天皇」という言葉を使いでもしようものならマスコミや一般市民から激しい批判から逃れることはできない、まるで「NGワード」化している。この現象は、韓国に劣らず反日感情の強い中国ですらみられない珍しい現象である。  2013年、国会で政府関係者に当時野党(現・与党)の国会議員が北朝鮮の最高指導者、金正恩に対して「公式文書に呼び捨て(の表記)は適切ではない」、「(公式名称である『委員長』を使い)礼を尽くせ」と要求したことはあったが、「天皇」についてそのような要求をする人はいない。国民からのバッシングを恐れるからだ。残念ながらこれが現在韓国の現状である。 写真:80年代の新聞記事。80年代までは「天皇」という名称が一般的だった(左上:毎日経済1981年3月4日 、左下:京卿新聞1988年9月22日、右:毎日経済 1985年6月27日) ■ 皇室からの贈り物を踏みにじる市民  天皇は「朝鮮王朝をダメにした張本人」  2005年7月、朝鮮王朝の末裔、李玖 (イグ)の葬儀がソウルで執り行われた。李玖は朝鮮王朝の最後の皇太子、英親王の息子として1931年東京で生まれたが終戦以降、王族の地位を失う。以後、学習院高等科を卒業後、アメリカのマサチューセッツ工科大学への留学を経て、韓国、日本で生活していたが1996年に韓国に永住帰国。だが、事業の失敗等から困窮していた2005年、渡日し泊まっていた赤坂プリンスホテルで心臓麻痺により死亡する。赤坂プリンスホテルが建てられた場所は、彼が子供時代、李王家邸として過ごした場所でもあった。  李玖の葬儀には韓国の政治家、官僚、李氏宗親会などが参列していた。ここに、「日本國天皇皇后両陛下」の名で、花輪が届けられた。朝鮮王族の父、旧皇族の母を持つ彼は終戦前までは、皇族待遇を受けていた人物である。終戦後は平民となったが、それでも過去の「縁」を尊重した皇室からの「礼遇」を受けたのだ。ところが、ここでその花輪を、葬儀に参列していた一人の韓国人が地面に叩きつけ、「日本國天皇皇后両陛下」という文字が書かれたリボンを踏みつけるという事件が発生した。朝鮮王室をダメにした張本人である日本人が花輪を贈るなど失敬だというのがその人の主張であった。  終戦後、何十年もの時間が過ぎ、戦争の歴史とは何の関係もない今上天皇が贈った、むしろ「礼遇」の証であった花輪に対しも容赦なく怒りをぶつける姿は、現在の韓国人が天皇に対して抱いている印象をある程度代弁しているのではないかと思う。  これだけではない。韓国では毎年12月、駐韓日本大使館主催で天皇誕生日祝賀レセプションが行われる。天皇誕生日祝賀レセプションは、韓国に駐在する日本人や、世界各国の在韓大使らが招かれ、毎年開かれている行事である。このレセプションに韓国の主要企業が贈った『祝花』が大騒ぎになったことがある。マスコミが、祝花を贈った企業や経営者の名前を掲載し、「親日的行動」だと、まるで何か間違った行動でも行ったかのように報道したからだ。怒った国民は企業のホームページやネットの掲示板で企業や経営者を批判し「親日派」と罵倒した。  日本大使館が毎年定例の行事として行っている天皇誕生日祝賀レセプションに大韓航空、アシアナ航空等、日韓の「架け橋」として活躍する企業が祝賀行事に花を贈っただけでも、国民の反感を買ってしまうのだ。ちなみに、イギリス大使館でも毎年女王の誕生日パーティーを開き、韓国内の外交官、貴賓を招くが、それと関連する批判は起きたことがない。  それに、時々韓国で行われる反日デモや、反日パフォーマンスで、天皇の写真を用いてそれを損壊したり、冒涜するような行為をすることがある。いずれにせよ天皇に対する「反感」が、韓国社会に少なからず存在することは否定しようのない事実だ。 ■ 天皇訪韓中の不祥事が発生したら、日韓関係は破たんする  まずは招く側としての社会的雰囲気の醸成が必要  天皇訪問の賛成論者たちは、天皇の訪韓が両国の友好に寄与するはずだという漠然とした期待を抱いているようだが、私に言わせればあまりにも無責任な発想だ。上で述べたような「反感」が溢れる韓国で、万が一天皇の訪韓中、一部の韓国人による「不祥事」が発生したら、誰が責任を取るだろうか。  日本の官僚、政治家が韓国で罵声を浴びたり、紙くずみたいなものを投げられたりしたら、それは「ハプニング」と思われるかもしれないが、同じシチュエーションでもその対象が「天皇」になると、それが与える衝撃はあまりにも違う。天皇は日本の「象徴」だからだ。もしそのような事態が起き、それがテレビ画面を通して日本に伝わったなら韓国に反感を持っていた人だけではなく、冷静な立場で静観していた日本人、韓国に好意を持っていた日本人たちも堪忍袋の緒が完全に切れ、韓国に対する日本人の感情は取り返しがつかない状況に陥るだろう。私はそれを懸念しているのだ。  韓国政府がデモを徹底的に取り締まり、封鎖に踏み切ったとしたら、反日集会や抗議の声は抑えられるという楽観論を述べる人がいるかもしれない。しかし、11月のトランプ米大統領の訪韓を思い出してほしい。当時、トランプ大統領の車が通る車道のわずか数メートル前で行う反米デモを放置したのが韓国政府だ。それに、予告なしの独島エビに、慰安婦ハグの洗礼である。似たようなことが天皇訪韓中に起きたら? 想像するだけでも恐ろしい。  もちろん、一部の愚かで過激な行為が韓国社会全体の意思を反映するものではない。天皇の写真を持ち出して、デモで侮辱する「一部の韓国人」がいるからと言って、韓国人全体が天皇に対して反感を持っているわけではない。しかし、問題はそのような「一部の行為」ではなく、それに対する韓国社会の態度だ。少なくとも、私は今まで天皇の写真を侮辱するデモや行為に対して、その過激性や非礼を批判する知識人やマスコミを見たことが無い。逆に、マスコミはその画像を伝えながら、これこそが愛国だと、正当な行為であるかのように報道し拡散して来た。  2015年の慰安婦合意から2年が経った。だが今も慰安婦の銅像は韓国の此処彼処で設置が進められ、自治体が「無許可造形物」であったそれを「公共造形物」として認めるなど「韓国の一部」として定着さえしつつある。このような状況で、天皇の訪韓を求めるなど、あまりにも軽率で、無責任な主張だと評価するのは考えすぎだろうか?  私は、これから先も永遠に天皇を韓国に招くべきではないと考えているわけではない。だが、マスコミや知識人たちですら国民感情を恐れて天皇を「日王」と呼び、天皇の写真を侮辱することに対し批判することさえもできない現在の「空気」の中では時期尚早だと言いたい。  あまりにも性急に結果を求めることで、取り返しのつかない事態に陥る可能性がある、いや、今はそのリスクが高すぎる。これが、私が天皇訪韓に反対する理由だ。  本当に韓国が天皇の訪韓を望むのであれば、まずは歪められた「国民感情」を治癒することを最優先に行動しなければならないのではないだろうか。 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11585 https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/901737206660483

01/06/2018 10:47:12 AM

2018/01/06

石井望 長崎純心大學准教授、尖閣史まとめ。 「尖閣では最初の1534年から琉球職員がチャイナ使節船を案内し、秀吉家康の朱印船は縱軸横軸で尖閣を航行し、1600年頃に日本が作った精確な尖閣地圖は十九世紀半ばまで世界最尖端であり續け、1604年には國際法の祖グロチウスが尖閣に言及しそこね、1617年には三浦按針がチャイナを避けつつ尖閣を航行し、同年には尖閣の西側入口の馬祖列島で日明間和平合意も成り、1660年には尖閣附近で坐礁したオランダ貨物を薩摩が運んで長崎奉行から出島オランダ商館に引渡し、1719年と1800年には琉球職員が馬祖列島から早くもチャイナ使節の水先案内をして尖閣に導き、1819年には琉球王族が尖閣で公式上陸調査し、1845年には八重山航海士がイギリス人を尖閣に案内し、1867年には歐洲製地圖で尖閣の西側に國境線が引かれ、明國清國は最初から最後まで尖閣と臺灣北方諸島とを混同したままで、釣魚臺を臺灣北方諸島の西側に置くチャイナ史料が歴代の半數を占め、1461年から1872年までずっと尖閣の遙か西方にチャイナ國境線を引いてゐて、1403年のチャイナ尖閣史料は實は琉球人に教はって1573年以後に編まれたに過ぎず、臺灣の地誌に出現する釣魚臺は尖閣ではない別の島であり、琉球風水思想では首里を中心として尖閣を外縁とし、臺灣の風水は基隆から南に伸びるが尖閣へは伸びず、、、、とにかくあらゆる史實が、1895年日本編入の正義に向かって動いてゐた」 — 《周恩來が尖閣不干渉を宣言 事實を廣めてデマを阻止せよ》 2018.01.02 尖閣480年史 いしゐのぞむブログ 石井望:長崎純心大學准教授。笹川平和財團海洋政策研究所島嶼資料センター島嶼資料調査委員。日本安全保障戰略研究所研究員。内閣官房領土室委託尖閣資料調査事業特別研究員。 田中角榮が周恩來と尖閣棚上げで合意したといふデマが流布し、 ここ數年來の輿論乃至政策に大きな影響を與へてゐる。 https://www.youtube.com/watch?v=OFfMbUeIR0Q#t=10m20s https://www.youtube.com/watch?v=OFfMbUeIR0Q#t=12m20s (ニュース女子、十分半と十二分半) 記録原文(下方リンク)を見れば、 明らかに周恩來がわざわざ尖閣不干渉を宣言してゐる。 それを承けて日本側は何も言ってないのだから、 領土問題存在せずと確認できたわけである。 「田中角榮がもう一押し確約を取りつけるべきだった」 と考へるならば大間違ひである。 完全無缺の日本領土について、 外國から何らの確約も取りつけてはならない。 しかもこの時、周恩來は臺灣の主張も存在して良いと しっかり認めてゐる。 チャイナ側にとっては、ヤバ過ぎる會談記録だ。 日本政府は情報公開法にもとづき公開してゐる。 ところがその後、日本人は 「干渉されないなら扉に鍵かけずに置かう」 といふ空氣になってしまった。そして近年、 わざわざ空島にして、招かれざる客を招いてゐる。 惡いのは自分である。なぜそんなに弱氣なのか。 もともと清國は國境線外の尖閣を數百年間にわたり 非領有宣言し續けてゐたのに、 なぜか明治の外相井上馨も無闇と弱氣だった。 「杞憂」が常に日本を支配してゐる。 原因は歴史健忘症ではないか。尖閣には悠久の歴史が あるのに、當局者は全く歴史を意識してゐない。 現代的な是非よりも悠久の尖閣史こそ大切なのだが、 たまには現代史料も以下に複製して置かう。 「周恩來、尖閣不干渉宣言」である。みなさん廣めて頂きたい。 http://worldjpn.grips.ac.jp/documents/texts/JPCH/19720925.O1J.html データベース「世界と日本」(代表:田中明彦) 政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所 [文書名] 田中総理・周恩来総理会談記録 [年月日] 1972年9月25日〜28日 [備考] 情報公開法に基づいて読売新聞社が外務省に開示を求めて公開された文書 秘密指定解除 情報公開室 極秘無期限 4部の内3号 (1972年9月25日〜28日) 周恩來:(上略)キッシンジャーは「台湾海峡の両側の中国人が中国は一つであると主張することにチャレンジしない」と言った。これはキッシンジャーの傑作である。ヨーロッパ問題について言えば、今、ヨーロッパの連中は平和の幻想を抱いている。しかしこれはソ連にだまされている結果である。 田中総理: 尖閣諸島についてどう思うか?私のところに、いろいろ言ってくる人がいる。 周総理: 尖閣諸島問題については、今回は話したくない。今、これを話すのはよくない。石油が出るから、これが問題になった。石油が出なければ、台湾も米国も問題にしない。国交正常化後、何カ月で大使(館)を交換するか? 大平大臣: できるだけ早く必要な措置を講じていくが、(下略) 參考2: ニュース女子でも尖閣棚上げ合意に皆さん弱氣だ。十分半と十二分半。 […]

01/05/2018 11:36:36 AM

2018/01/05

人間には変身願望がある。自分とは異なる他者に憧れる事もある。 美白をしたり、日サロで真っ黒な肌にしたり、金銀髪や自然にはない色に染めたり、直毛にしたりアフロにしたり、コスプレをしたり、他の人種の容姿や服装を真似たり。 何でも差別だと騒ぐ人間こそ、差別意識と独善と攻撃性に満ちている。 https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/901190890048448

01/05/2018 09:31:24 AM

2018/01/05

作家‣人事コンサルタント 城繁幸氏。 「薄情な保守」より「バカなリベラル」の方が100倍たちが悪い。 育児支援について、「自己責任」でも「企業にやらせろ」でもなく「セーフティネットを税金で作れ」という点には賛成です。 — 《「薄情な保守」vs「バカなリベラル」》 2018.01.04 Joe’s Labo 城繁幸 年末にふと女性の育休についてつぶやいたらそれなりに反響があり、やっぱり皆さん関心があるんだなあと実感したものの、中には「最近のエリートは90年代以前と比べて情けない」とか「ノブレスオブリージュが失われた」とか明後日方向のレスも散見されたので、年始にちょっとまとめておこうと思う。 世界には大きな政府と小さな政府の2種類がある。大きな政府というのは税金は高いけれども失業者に手厚い給付があって教育も安く充実していて、女性に対する子育て支援もたっぷり行われるようなもの。一方の小さな政府はそういうものが無いかあってもちょこっとだけ。基本は自分でなんとかしろの精神だ。 そこで「年金支給まで企業は従業員の面倒見ろ、子どもが出来たら最大で2年間育休取らせろ、復職しても賃金下げるな」っていう民間企業丸投げの日本式がどっちになるかというと実はどっちでもない。丸抱え出来る大企業に入れるエリートにとっては(それに見合うだけの働きを要求されるにせよ)大きな政府に見えるだろうし、そういうところに入れてもらえない過半数の人にとってはとても小さい政府に感じられるだろう。 要するに、本来は社会保障というのは政府が万人に等しく提供しなきゃならないのに、民間に任せてしまうとその保障に見合った人材しか採用されないから、エリートはますます手厚く保護される一方、困ってる人はさらに弾き出されて落ちていくということだ。解雇規制緩和して労働市場流動化しろというのは実は大きな政府小さな政府の議論とは全然関係なくて、流動化後の公的なメンテをどこまでするかが政府の大小を決める本質的な論点だったりする。 で、人生ぜんぶ丸抱えしてもらえるような大企業に入って順風満帆な人生を過ごしている人たちの中からは「三菱商事とかトヨタ入ればよかったのに。なんで入らなかったの?ねえなんで?」みたいな、困っているシングルマザーからしてみれば糞の役にも立たないアドバイスくらいしか返ってこないわけだ。 そういえば10年くらい前に麻生総理がハロワ視察した時に失業者に「今まで何やってたんだ(笑)?」なんておっしゃってたけど、あれこそ「社会を線引きして幸運にもエリートの側に入れた人」の素朴な意見だろう。 個人的にちょっと問題だなと思うのは、政府の審議会とか諮問機関入りしてる女性には冒頭のようなことさらっと言っちゃうようなエリート女性が多くて「女性の子育て支援強化!とりあえず育休延長しましょう!」とかいって結果的に困ってる人がさらに追い落とされるオチになっていることだ。 そうそう、年末にやはり号泣しているシングルマザーがニュースになっていたけど、あの原因となった“5年ルール”を推進したのは日弁連や共産党、民主党といったリベラル派だ。「5年雇ったら無期雇用にしろ!エイヤー!」と叫びながら見事にシングルマザーを奈落の底に蹴落としてみせたわけだ。「薄情な保守」より「バカなリベラル」の方が100倍たちが悪いというのが筆者の意見だ。 【参考リンク】3カ月更新の契約で17年、突然の「雇い止め」http://www.huffingtonpost.jp/2017/12/18/haken_a_23310240/ では、いつからエリートは“堕落”したのか。少なくとも筆者の知る限り80年代からはずっとそうだったはずだ。筆者はバブル崩壊直後に入学したが、その頃は既に東大生の親の平均年収は一千万を超えていたし、その親世代は子供たちに「とにかく大きな会社に就職しなさい」と諭していた。入る企業の規模により得られる社会保障に大きな差がつくことを彼らは皆知っていたから。「自分たちは一生懸命努力したのだからそうした恩恵を受けるのは当然の権利」というのが彼らに共通するスタンスだ。 むろん筆者の友人知人にもリベラルな人はいて、中には共産党に入った人までいる。そういった人たちは「政府はもっと格差を是正すべきだ、困ってる人を助けるべきだ」と言いはするが、「政府が誰でも使えるセーフティネットを税金で作れ」とはけして言わない。なぜか「大企業の内部留保を使え」とか「パナマ文書に名前が出てるやつの財産没収しろ」とか、要するに俺以外の誰かがなんとかしろ的なことしか言わない。 理由ははっきりしていて、別に彼ら自身が現実に困ってるわけではなく誰も本気で考えてはいないから。彼らも親はエリートだし友人知人も小金持ちで固めてるし、とにかく周囲に困ってる人なんて一人もいない。シングルマザーとか雇い止めなんて現象は、彼らエリートリベラルにとっても遠い世界のおとぎ話でしかない(いや、ひょっとすると彼らエリートリベラルの多くは知っていてわざとトボけているだけなのかもしれない)。 筆者はたまに同期で集まったりすると「弱者は可哀想だが努力しなかった本人の自己責任」派と「企業をもっと規制でがんじがらめにすべき」派の議論を目にすることがある。そういう時に、「誰もが使うセーフティネットなんだから、みんなが負担できる形の税金でしっかり財源確保した上で間口を広げた方がいいんじゃないか、それこそが本当の大きな政府なんじゃないか」と両陣営を説得するのが、たぶん本当のリベラルの役目なんじゃないかと最近思う。筆者の知る限り日本にはいないけど。 え?おまえが言えって?筆者は少なくともリベラルではないので言わない(笑) ただ個人的には、さもリベラルな面して「大企業の内部留保で正規雇用に!」とかいって弱者を蹴落としてる連中が嫌いなので、今後もことあるごとにその点だけはあげつらっていくだろうけど。 http://jyoshige.com/archives/9030537.html https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/901143020053235