吉田康一郎blog
2014/04/01 21:01
台湾のひまわり運動の学生達は、馬総統と国民党の大陸臭のプンプンする妨害工作に対して、清清しく見事に戦っています。 — 《台湾のサンフラワー学生運動》 Andy Chang 馬英九政権が中国政府とサービス貿易協定(服貿協定)を作成し、国会を経ず行政命令で勝手にサイン、さらに国民党の国会優勢を使って強行採決を宣言したので、学生たちが立法院(国会)を包囲し、会議場を占拠した。国会が麻痺して10日目になる。 学生たちはこれを「太陽花学運」(ヒマワリ学運)と名付け、馬英九政府に服貿協定の撤回など4ヶ条の要求を突きつけた。馬英九は学生たちの要求に応じないので、抗議運動は長引く。 太陽花学運は馬英九独裁でサービス貿易協定(服貿協定)にサインしたあと、国会で強行通過を宣言したことだが、服貿協定が台湾の存亡に関わる問題だから大問題となり、学生の太陽花学運は全国人民の賛同と援助を受けている。 ●服貿協定と馬英九の独裁 馬英九が中国側と経済便か交流問題で協議したのち、総統の行政命令でサインし、これを国会で通そうとした。 服貿協議は二国間の条約だが、条約は国会審議を経てから総統がサインをするべきで、総統が国会に内容を隠したまま先にサインしたのは違法である。違法行為でサインした条例を国会が審議するなら総統の違法行為を認めることとなり、二重に違法となる。 ところが国会では国民党系の張慶忠主審が審議を宣告したあと、たった30秒で法案の批准を宣言したのである。これが国会議員や国民の憤怒を買い、結果として学生たちが国会に侵入、占領して協定の撤回を要求した。 太陽花学運は馬英九独裁に抗議しただけではない。服貿協議とは中国の経済乗っ取りと中国人の移住に便宜を与える実質的な台湾併呑の条約である。こんな条約を締結すれば数年内に台湾経済は中国と一体化し、中国人の大量移入で台湾は併呑されてしまう。台湾の存亡に関する協定にサインをした馬英九の大罪である。 ●ヒマワリ学運の要求 学生たちは暴力を使わず国会を占拠して会議ができなくなったので馬英九は学生代表と話し合った。学生代表は馬英九に4ヶ条の要求を突きつけた。4ヶ条とは(1)服貿協定の撤回、(2)中国と協議する前に「両岸協議の監督」を法制化し、立法してから再審議する、(3)公民憲政会議を開く、(4)朝野の議員の参与と人民の要求に答える。 馬英九は4ヶ条に返事をしなかったので、学生たちは馬英九が同意するまで国会占拠を続けると宣言した。 太陽花学運はこれまで台湾であった抗議運動とはまったく違う特徴を持っている。学生運動が冷静で平和を維持し、暴動でない。従って警察も暴力を行使できない。グループの団結と連絡が緊密で、内ゲバを起こしていない。国民全体の賛同と応援があり、食料や必需品の差し入れがある。学生たちは秩序を保ち、国会に入る人のために通路を開け、計画的な座り込みを続け、医療室、食料班、ゴミ処理なども完備している。世界に類を見ない平和な国民運動である。 ●国民党の陰謀に対抗する学生の「ヒマワリの歌」 ヒマワリ学運は全国民の支持があり、国民はこれが中国の侵略を防ぐ抗議と認識している。太陽花学運はヒマワリの如く明るく平静な公民運動である。馬英九政府はこれまでのように警察を使って強制退去を命じることもできず、陰湿な手段で学生運動を潰そうとしている。 国民党は竹聯幇ヤクザを学生の内部に混入させ、議会のオフィスを破壊したり、議員の引き出しからお菓子を盗んだりして学生たちの行為を誹謗したが、刺青のあるヤクザはすぐに身元がバレテ追い出された。次に国民党はメディアを使って学生たちが違法行動をしているとか国会の行事を妨害したなどと書きたてた。メディアは勝手なでっち上げでリーダーの誹謗記事を書いたが、たちまち学生たちに反論された。群集にスパイを混入させてデマを流し、分裂を図ったが学生たちに見抜かれて逃走した。 国民党が新しく考えたのは、ヒマワリ運動に対抗する「カーネーション運動」と名付けたグループが市内4箇所で「反・反服貿運動」デモを開始したのである。 カーネーションは母親の親愛を表す意味があるから、このグループは学生に呼びかけるのではなく母親が子供の安全を心配することを狙った運動である。学生たちよ、父母に心配させるな、早く家に帰りなさいと書いたスローガンを掲げて町を練り歩いている。国民党は資金が潤沢だから千人ほどを動員して4箇所で「反・反服貿運動」を始めたのである。 カーネーション運動に対抗して学生たちはすぐ「太陽花学運の歌:島々の夜明け」を作って楽器演奏や学生の合唱などをしている。これで学生の気勢は更に上がった。国民党の妨害は逆効果だったのだ。 お母さん、心配しないでください。 私たちは許せない人に抗議しているのです。 私たちは怖がらない。 私たちが貴女を守る日がきたのです。 私たちの夢を守るために、私たちは勇敢に戦う。 夜が明けてだんだん明るくなってきた。 希望の光がこの島のすべての人を照らすまでわれわれは歌い続ける。 今回の太陽花学運に対し、世界各国の台湾人が応援デモを行っていることと、ザ・エコノミストやビジネスウィークなど有名な雑誌がこの運動を取り上げて報道した。アメリカ国会議員も台湾の学生運動を支持する声明を出している。 馬英九が譲歩しないなら太陽花学運はまだまだ終わらないだろう。結果がどうなるかは予測できないが、世界の注目を集めた大衆運動は天安門事件のような流血惨事にならないだろう。
2014/04/01 2:30
《保育園に入れない杉並区、中野区の実情 認可園申し込みの半数が落選、職場復帰も困難に》 私の地元、中野の育児環境の現状です。 育児環境の改善が出生率の向上に結び付きます。国を挙げて、育児環境整備の3本柱、現金給付、現物給付、労働環境整備を、出生率が2を超えた欧州諸国並みに引き上げる、その中で自治体も全力で環境整備に取り組まなければなりません。 以下、記事抜粋。 — 子どもを認可保育園に預けることが認められなかった母親たちが、区役所に異議申し立ての書面を提出する抗議行動を起こしている。 「育児も仕事もさせて」「保育園を直ちに増園を」 2月25日の午後、子ども連れの母親たちが、東京の中野区役所に押し寄せた。母親たちによる異議申し立ては2月21日の杉並区に続くもので、対応した区の担当者に保育園の増設など緊急対策の実施を求めた。 地方自治体による保育実施義務は、児童福祉法第24条で定められている。つまり、自治体(市区町村)は、親の仕事などやむをえない理由がある場合、保育園で子どもを保育しなければならない。ここでいう保育園とは、国が定めた認可施設だ。そのうえで、保育に対する需要の増大などやむを得ない場合には、家庭的保育事業やその他の適切な保護をしなければならない、というただし書きが設けられている。 そのことから、自治体には認可保育園を整備する義務があるうえ、「どこにも預け先がない待機児童がいることは違法状態」(村山祐一・元帝京大学教授、日本保育学会保育政策研究委員会委員長)とされる。厚生労働省も「待機児童の存在は、児童福祉法第24条に規定されている適切な保育が行われていない状態」(保育課の担当者)とみなしている。ところが、東京都内ではここ数年、認可保育園への入園申し込みの急増に施設の整備が追いつかず、認可保育園に入園できない子どもが激増している。
2014/04/01 1:12
《アオザイ美人が絶滅する日 世界一スリムな女性たちの子供がなぜこんなに太っているのか?》 ベトナム人は、男女とも世界一スリム。それは健康な食生活による。しかし、ポスト・ベトナム戦争世代の価値観の変化により、家庭・学校の両方において、子供の教育や躾が全く機能しておらず、甘やかされ肥満化している。ベトナムの現代社会の構造的な問題を示唆している…。 我が国との戦略的連携が期待されるベトナムの最近の社会情勢の一面です。
2014/04/01 0:30
共産主義、社会主義は、このような国をつくります。 — 《「民主の村」で再び選挙 圧力強化、候補者名簿なし》 中国共産党独裁下で極めて異例の普通選挙を2年前に住民運動で勝ち取った広東省烏坎村で31日、任期満了に伴い、村の自治組織「村民委員会」の主任(村長)らを選ぶ投票が行われた。即日開票される。 自由な選挙が行われた前回と違い、民主派リーダーで副主任(副村長)を務める2人が直前に拘束されるなど、当局が圧力を強化。立候補受け付けも行われず、候補者名簿すらない中での異常な選挙となった。 選挙には、一時拘束された後に釈放された副村長の楊色茂氏(47)らが立候補の意思を表明。しかし名簿がないため、村民らは投票用紙に自由に氏名を書く形式で実施された。最多得票者が村長になり、それ以外に副村長2人と村民委4人を選ぶ仕組み。
2014/03/31 23:28
《日本の調査捕鯨は条約違反 国際司法裁判所》 私は、我が国は国際捕鯨取締条約から脱退して良いと思います。 ※ 国際捕鯨取締条約 第11条 締約政府は、いずれかの1月1日以前に寄託政府に通告することによって、その年の6月30日にこの条約から脱退することができる。 以下、記事。 — 反捕鯨国のオーストラリアが、日本による南極海での調査捕鯨は国際捕鯨取締条約に違反するとして中止を求めた訴訟で、国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)のトムカ裁判長は31日、日本の調査捕鯨は「研究目的ではない」と述べ、条約違反と認定、今後実施しないよう命じた。 国際司法裁判所は一審制で控訴は認められておらず、日本は判決に従う考え。1987年から続けてきた南極海での調査捕鯨は中止に追い込まれる見込みだ。
2014/03/31 23:07
《台湾学生デモ、日本で留学生ら呼応 300人超「民主主義守ろう」》 台湾、加油!ほえほえくまー! 以下、記事。 — 台湾の総統府前で大規模デモが行われた30日、日本でも東京、京都、福岡の3カ所で台湾人留学生らが抗議活動を展開した。 東京・代々木公園には雨の中、300人以上が参加。ヒマワリを手にした留学生らは、インターネットで台湾の立法院と中継を結んでエール交換し、「民主主義と台湾を守ろう」などと訴えた。 大規模デモに呼応した活動はこの日、香港、オーストラリアなどでもあった。
2014/03/31 22:48
《「台湾の声」、ひわまりデモ参加者数を80万人に訂正》 「台湾の声」が2回の記事を組み、過去のデモの人数の写真と比較して今回の警察発表が疑問だとした上で、参加者数を80万人に訂正しています。 [ 「2014.3.31 1:15」配信の記事のタイトルは「【レポート】台湾330日本800人、台湾50万人、立法院占拠継続」でしたが、 日本は800でなく900、台湾は「50万人」ではなく「50万人を超す」もしくは「80万人」が正しいと思われるので、訂正させていただきます。 『台湾の声』 ] 以下、記事。 — 《「台湾の声」330ヒマワリ・デモ警察統計疑惑追及(第2弾)》 http://taiwannokoe.blogspot.jp/2014/03/blog-post_5378.html 台湾のリンゴ日報がさらに警察発表人数の疑惑を追及している 今回は、自社の空撮画像で検証した。 1)中山南路の人の波が忠孝東路まで伸びていて、公園路、常徳街も人がいっぱいになっている。 2)また違うエリアでは、愛国東路まで人がいっぱいになっていた。前回の「白シャツ軍」のときは、このエリアだけで25万人だと発表されていた。 つまり、これまでの警察発表の数字と矛盾しないためには、どうみても、25万を超えた数でないとおかしいという指摘である。 http://m.appledaily.com.tw/realtimenews/article/hot/20140331/370132 訂正事項:「2014.3.31 1:15」配信の記事のタイトルは「【レポート】台湾330日本800人、台湾50万人、立法院占拠継続」でしたが、 日本は800でなく900、台湾は「50万人」ではなく「50万人を超す」もしくは「80万人」が正しいと思われるので、訂正させていただきます。 — 《「台湾の声」ケタガラン大道に集まった人数、警察発表に疑惑》 http://taiwannokoe.blogspot.jp/2014/03/blog-post_9221.html 先ほど、レポートを出した直後に、台湾の読者より、「50万」ではなく「70万」だという指摘があった。80万という説もある。 日本の大手メディアは台湾の警察発表にもとづいて数を10万ちょっとと発表しているようですが、台湾のリンゴ日報は、この警察発表に疑問を呈している。 赤シャツ軍の抗議のときの写真と今回の写真を比べてみると、警察発表の矛盾が明らかになるという報道だ。 2006年に、陳水扁総統への批判であった赤シャツ軍の時は、主催者100万人、警察発表36万人だった。写真で比べると、今回の人の波はもっと広い範囲にわたっているのに、警察発表は11万あまりだという矛盾である。リンゴ日報は、ネットで発表された指摘を紹介した。 台湾のリンゴ日報の記事(中国語) http://www.appledaily.com.tw/realtimenews/article/politics/20140331/370185/1/現代人比較胖
2014/03/31 22:21
《台湾デモ NHKが11万人と報じ、許世楷(きょせいかい)元台湾駐日大使がNHKに抗議》 昨30日の台湾のひまわりデモについて、多くの新聞が主催者発表の50万人参加と報じている所、NHKは警察発表の11万人、と報じました。 これに対し、許世楷 元台北駐日経済文化代表処代表(元台湾駐日大使)が、ダブルスタンダードの報道姿勢だと抗議しています。 [ NHKの台湾に関する報道の偏向について、一緒に抗議を表明してください。 今朝のニュースで台湾人の抗議集会の参加者11万人との報道は警察側の発表です。もしNHK自体の推計でなければ、主催者側のだした数字をもあわせて発表すべきです。読売、ガーディアン、BBCとも、警察側の発表した数字とともに主催者側の50万人という数字をも出しています。BBCは70万人とも言われていると述べております。 よく「ありがとう台湾」と言われますが、台湾人が世界に向かってSOSを出しているとき、馬英九政権に肩入れするような態度を取らないようにお願いいたします。 許世楷 ] NHK、今回の報道内容は悪くはないのですが。籾井NHK新会長、NHK改革、宜しくお願いします。 以下、記事抜粋。 — 《「台湾の声」【 NHK に抗議】恣意的報道!ウクライナ・沖縄基地反対では主催者の数字のみ【改訂版】》 NHKはウクライナ、沖縄のデモは主催者側発表のみを伝えている。 2013年12月25日「反政府デモ続くウクライナ」 http://www.nhk.or.jp/worldwave/marugoto/2013/12/1225.html 2013年1月27日 17時56分「基地問題の解決求め大規模デモ行進」 それなのに台湾では政府側である警察の統計のみを発表するのは恣意的であり、悪質なダブルスタンダードである。 すでに台湾のメディアでは警察発表の数字に疑問の声が挙がっている。たとえば、アップルデイリー(リンゴ日報)の報道である。NHKは報道人に求められる、そういう検証を怠(おこた)った。 ましてや、今回、政府側は24日に流血の鎮圧を行っているのである。NHKは人権・民主主義の側に立つのか、独裁的権力の側に立つのか? これは客観公平を追求すべき報道人の精神に悖(もと)るものであり、ましてや公共放送としてあってはならないことである。日本を代表する放送局として恥ずかしくないのか? 30日に行われた台湾の大規模デモについて主催者側の統計を含めたニュースをあらためて放送するようNHKに求める。 「NHKふれあいセンター」 (NHKの放送した番組についての意見受付窓口) 電話: 0570−066−066ナビダイヤル IP電話などからは:050−3786−5000 (受付時間、午前9時から午後10時、無休) FAX:03−5453−4000 メールフォーム http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html 「NHK台北支局」 NHK 台北支局 Tel +886−2−2797−5880 —問題のニュース— 台湾 学生呼びかけ大規模集会 2014年3月30日 18時00分 台湾 学生呼びかけ大規模集会 台湾で、中国との間で結ばれた経済協定の撤回を求めて議会を占拠している学生たちの呼びかけで大規模な抗議集会が開かれ、11万人を超える市民が馬英九政権への不満を訴えました。 台湾では、去年6月に中国と結ばれたサービス分野の自由化協定を巡って、与党が協定の発効に向けた手続きを一方的に進めようとしたことに学生たちが反発し、今月18日から議会を占拠しています。学生たちは、馬英九政権が協定の撤回には応じないとしていることから、運動を拡大しようと、30日、総統府の前で大規模な抗議集会を呼びかけました。 集会には警察の発表で11万人を超える学生や市民が参加して総統府の周辺を埋め尽くし、「協定を撤回し、民主主義を守れ」などと馬英九政権への不満を訴えました。集会に参加した人たちは、「このまま協定が発効すれば中国との統一に向かってしまう」などと話していました。 馬英九総統は29日夜、中国と新たに協定を結ぶ際には内容を議会などで事前にチェックする制度を法制化する方針を示し、学生側の要求に歩み寄りをみせましたが、学生たちは協定そのものの撤回を求める姿勢を崩していません。 台湾のテレビ局の世論調査では、「協定は撤回すべき」と答えた人が63%に上っていますが、仮に協定を撤回すれば中国との経済連携に大きな影響が出ることは確実で、馬英九政権は難しいかじ取りを迫られています。 香港では台湾学生支援デモ 一方香港では、中国との経済協定に反対する台湾の学生たちを支援しようとおよそ800人がデモ行進を行い、「香港と台湾が団結して民主主義を守ろう」などと訴えました。 これは香港の学生団体が呼びかけたもので、学生などおよそ800人が参加し、横断幕などを持って香港の中心部を3キロにわたってデモ行進しました。 […]