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2014/11/03 5:42
《インド軍と中国軍がヒマラヤ山奥で軍事衝突の模様》 2014.11.01 宮崎正弘 杜父魚文庫ブログ ■ 過去十年で最大規模の軍事衝突とウォールストリートジャーナル カシミヤの名産地として知られるインド最北西部アルナチャル・ブラデッシュ州のラダク地区。遊牧の民、35家族が羊を飼い、カシミヤ原料をつくってほそぼそと暮らしている。信仰するのは山岳特有のシャーマニズムが混ざったチベット仏教で、かれらはチベット語を喋る。立派な仏教寺院もある。 6000メートル級のヒマラヤ山脈の麓、牧草北限とされ、標高2400メートルの高地は荒々しい岩肌が続く。 九月にインドを訪問した習近平は、この機会を狙ったかのように中国人民解放軍がラダク地区に侵入したため、モディ首相から猛烈な抗議を受けた。 この事件を知らなかった習近平は事実確認に手間取って、翌日、遺憾の意を表したという。つまり習近平は、軍を掌握していない実態を晒した。 ウォールストリートジャーナル(11月1日)は、このラダク地区で過去十年来なかった大規模な軍事衝突が起きたと伝えた。武装ヘリを飛ばしあって軍事的緊張がたかまっているという。 インドと中国は、このラダク地区を巡って領土紛争を続行しており、お互いが1000名規模の監視軍を駐屯させている。 極度の緊張のなか、両軍はにらみ合っている。 中国側はブルドーザなどを運び込み、道路建設に余念がなく、インドも54カ所に監視所を設け、2850万ドルを投じて、インフラ整備を行っている。 表面的には中国とインドは友好、貿易拡大、そして中国は巨額の投資を行うとされるが、他方では南シナ海に次々と海洋リグをたてて周辺国を脅かしているように、ヒマラヤ国境では高地からインドの要衝を脅かすという矛盾を示している。 http://blog.kajika.net/?eid=1008614
2014/11/02 22:41
「船舶を含め全て没収」と定めるべきです。—《数千万円荒稼ぎ、中国サンゴ密漁船団 罰金軽く抑止効果なし》2014.11.02 産経新聞 中国漁船によるサンゴ密漁問題では、逮捕された中国人船長が釈放時に払う担保金(罰金)の低さが問題視されている。中国人船長の中には、過去に別の海域で逮捕されて担保金を払いながら、密漁を繰り返していた人物もいたからだ。取引価格の高騰を背景にサンゴで暴利をむさぼるケースが後を絶たない中、密漁抑止の観点から担保金の引き上げを求める声が関係者の間で高まっている。 海上保安庁は10月以降、領海や排他的経済水域(EEZ)での密漁行為などで5人の中国人船長を逮捕して取り締まりを強化しているが、中国漁船は増え続けている。要因の一つとして指摘されるのは、逮捕された密漁者が釈放時に支払う担保金の低さだ。具体的な金額は非公表だが、違反の類型、程度、回数などを考慮して金額が決まる。関係者によると、EEZでの無許可操業は400万円前後、立ち入り検査拒否は数十万円が相場とされる。 密漁の対象となっている赤サンゴは「宝石サンゴ」と呼ばれ、とりわけ日本産は品質が良く装飾品として中国や台湾の富裕層に人気が高い。日本珊瑚(さんご)商工協同組合によると、卸値はこの10年で約5倍に上昇し、平成24年の平均取引額は1キロ約150万円に上る。密漁を繰り返し、数千万円の荒稼ぎをするケースも珍しくないという。担保金の額が、密漁者が得る違法利益に比べて低すぎるのだ。 「現在の担保金には抑止効果が全くない」と海保幹部も不満を漏らす。実際、横浜海上保安部が10月30日に漁業主権法違反(無許可操業)容疑で逮捕した中国人船長(45)は、昨年3月に沖縄県・宮古島沖で同容疑で現行犯逮捕され、担保金を支払って釈放されていた。この船長を含め、小笠原諸島沖では中国人船長4人が担保金の支払いを保証する書面を提出し釈放されたが、近くで密漁をしている可能性もある。 京都産業大学法務研究科の安冨潔客員教授(刑事法)は「世界自然遺産である小笠原諸島周辺のサンゴは世界的に保護すべき対象であり、根こそぎ奪う中国船団の行為は悪質極まりない。担保金を引き上げるなど、密漁への抑止効果を高めるべきだ」と話す。中国漁船による密漁に手を焼いた韓国は過去に担保金を引き上げたことがある。水産庁は担保金引き上げについて「政府としてやることであり、水産庁だけで決められない」としている。 ◇ 【担保金】 日本のEEZで無許可操業などの違反により逮捕された外国人船長が釈放条件として支払う事実上の罰金。支払いを保証する書面の提供があった場合も釈放される。平成8年に日本が批准した国連海洋法条約に伴い制定された漁業主権法に規定されている。http://www.sankei.com/affairs/news/141102/afr1411020017-n1.html
2014/11/02 21:21
東シナ海、南シナ海、太平洋で傍若無人かつ恫喝的に振舞う中国の艦船が、日本にとっても死活的に重要なシーレーンであるインド洋でのみ平和的に振舞うと考える事はできません。—《インド刺激する中国潜水艦 スリランカに寄港 「真珠の首飾り」戦略で南アジアに影響力》2014.11.02 産経新聞 【ニューデリー=岩田智雄】中国の潜水艦がスリランカに寄港したことが初めて確認され、南アジアでの中国の軍事的台頭を警戒するインドを刺激している。中国は、自国のシーレーン防衛に向けてインド洋沿岸国の港湾整備を支援する「真珠の首飾り戦略」を進め、インドは、この戦略が中国海軍艦船の寄港につながるとみてきた。2日付のタイムズ・オブ・インディア紙は、中国潜水艦が近くスリランカに再び寄港するとの見通しを伝えた。 中国国防省報道官によると、潜水艦が寄港したのは9月15日。通常動力型の宋級潜水艦で、ソマリア沖やアデン湾で海賊に対処している中国海軍に合流する途中、コロンボ港に入った。報道によれば、同7~13日には別の中国艦船も同港に停泊した。習近平国家主席は同16日、国家主席としては28年ぶりにスリランカを訪問しており、この時期の寄港に政治的意図があったことは間違いない。 中国は、スリランカのコロンボ港やハンバントタ港の整備を支援してきた。インド政府は中国潜水艦のインド洋での活発な動きも確認しており、いらだちを募らせている。 インドのジャイトリー国防相らは10月20日、訪印したスリランカのラジャパクサ大統領の弟、ゴトバヤ・ラジャパクサ国防次官と会談し、寄港問題を提起した。インド政府は公式には抗議の意思を表明していないものの、インド政府高官はヒンズー紙に「寄港はインドの安全保障にとり、深刻な懸念だ」と述べた。 習主席はスリランカを訪問後、インドも訪れた。ニューデリーでの演説で「中国と南アジア諸国は重要な協力パートナーだ。地域の国々との協力を楽しみにしている」と述べ、スリランカを含む南アジア諸国への関与を強めていく決意をあらわにした。インドが嫌う南アジアへの影響力行使を堂々とインド側に突きつけ、中国の台頭を認めるよう迫る意図を、演説に色濃くにじませた形だ。 インドのシンクタンク、オブザーバー研究財団のラジャ・モハン研究員は10月29日付のインディアン・エクスプレス紙で、「インドは、(南アジアに)中国の影響力が及ばなければいいと、単に思っているだけではいけない」と指摘。「南アジアで中国の安全保障の範囲と構造を限定する唯一の方法は、すべての近隣国に対し、国防分野を含めたインドの協力を拡大することだ」と提言した。http://www.sankei.com/world/news/141102/wor1411020024-n1.html
2014/11/02 20:32
「ある船主が昨年、2億元(約37億円)相当のアカサンゴを大量に採ったことから、一獲千金を夢見て密漁に手を染める漁民が急増」。日本の財産です。ふざけるな!! — 《「(サンゴ)密漁はいちかばちかのギャンブル」、一獲千金狙い中国から出港急増》 2014.11.02 産経新聞 小笠原諸島や沖縄県の周辺に出没しているサンゴ密漁船の拠点は、中国福建省寧徳市の入り江の漁港だった。ある船主が昨年、2億元(約37億円)相当のアカサンゴを大量に採ったことから、一獲千金を夢見て密漁に手を染める漁民が急増。サンゴ密売人の男性(52)は2日「密漁はいちかばちかのギャンブル。当局の取り締まり強化でリスクが高まった」と話した。 山あいにある霞浦県三沙鎮の漁港で、密売人はこう説明した。「三沙鎮の漁船は3、4年前から沖縄県周辺などでサンゴ密漁を行っていたが、ここ数カ月の間に三沙鎮の漁港から70~80隻の密漁船が小笠原諸島周辺海域などに向けて出港。寧徳全体では200隻以上に上る」 以前は台湾周辺海域が密漁の舞台だったが、乱獲で数が減り、質の高いアカサンゴが多い小笠原諸島周辺などが新たなターゲットになった。(共同) http://www.sankei.com/world/news/141102/wor1411020019-n1.html
2014/11/02 20:02
マカオの民主化運動も、当然に支持すべきです。 — 《マカオにも「民主」の波…香港から刺激 電子投票で95%「普通選挙を」》 2014.11.01 産経新聞 学生や市民のデモが続く香港と同様に中国の「一国二制度」下にあるマカオでも、民主意識が高まっている。親中派からトップを選ぶ制度は香港と同じ。8月31日には現長官が96%の得票率で再選された。だが民主派の団体は異例の民間住民投票を行い、89%が再選を支持しないとする結果を得た。今年12月20日に1999年のポルトガルからの返還15年を迎えるマカオ。民主派リーダーに話を聞いた。(マカオ 河崎真澄) ■ 「住民投票」実施で逮捕…「包囲網狭まった」 「別件逮捕だった。言論の自由も奪われ始めた」 カジノと世界遺産で知られるマカオ。ポルトガル時代の雰囲気も漂う路地裏の雑居ビルで、民主派市民団体「新マカオ学社」の前理事長、周庭希氏(27)は声を潜めた。周氏は、現理事長の蘇嘉豪氏(23)らと手弁当で活動している。 親中派の現職、崔世安氏が唯一の候補だった長官選に反発、周氏らが発起人となって行った意識調査は違法ではなかったが、警察は周氏を「個人情報保護法違反の疑い」で逮捕した。 警察の捜査を受けて、市内5カ所の投票所を閉鎖。電子投票のみに切り替えて8688人から得た票を集計した結果、再任不信任が89・3%、5年後の次期長官選で、民主派の立候補も認める「真の普通選挙」制度導入を求める声が95・1%にのぼった。 「5年前の長官選前後から民主派寄りの言論に規制が強まり、包囲網が狭まった」と周氏は話す。昨年の立法会(議会、定数33)選では民主派の議席は3から2に減少し、苦戦中だ。 ■ デモ成功…「習主席に直訴の方法、考えている」 中国本土の富裕層を主な相手としたカジノや観光で経済が成り立つマカオ。当局は反中的な言論を取り締まる一方、カジノ収益の一部を住民に与える福祉策で、不満抑制を狙う。 だが今年5月、長官や政府高官の退職後の優遇策をめぐって反発した民主派が、返還後では最大規模となる2万人(主催者発表)参加のデモを行い、優遇策を撤回させた。 周氏らは9月末、香港の民主派デモに参加し、警察の催涙ガス発射にも遭遇した。その経験を踏まえ、今後は5年後の長官選への「真の普通選挙」導入に民主派の活動の照準を当て、次の計画を策定中だ。 台湾に留学経験のある蘇氏は、「12月20日の返還15年式典に出席する習近平国家主席に対し、どうしたらマカオの民意を伝えられるか、冷静に直訴する方法を考えている」と明かした。 http://www.sankei.com/world/news/141101/wor1411010028-n1.html