中華人民共和国による弾道ミサイル発射に関する抗議決議

議員提出議案第19号 中華人民共和国による弾道ミサイル発射に関する抗議決議

○議長(内川和久)
日程第8、議員提出議案第19号、中華人民共和国による弾道ミサイル発射に関する抗議決議を上程いたします。

提案者代表の説明を求めます。吉田 康一郎議員。

〔吉田 康一郎議員登壇〕
○12番(吉田 康一郎)
ただいま議題に供されました議員提出議案第19号、中華人民共和国による弾道ミサイル発射に関する抗議決議につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

なお、提案説明は案文の朗読をもって代えさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

中華人民共和国による弾道ミサイル発射に関する抗議決議。

去る8月4日、中国の人民解放軍は台湾周辺で重要軍事演習行動を実施し、弾道ミサイル9発を発射した。そのうち5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。同軍の弾道ミサイルがEEZ内に落下したのは初めてである。

また、日本領土に最も近かったのはEEZ外ではあるが与那国島の北北西約80キロメートルに落下したものであった。さらに、当該軍事演習海域から波照間島までは僅か60キロメートルしか離れていないと見られ、国民に大きな衝撃を与えると同時に漁業従事者が漁の自粛を余儀なくされ、経済活動にも大きな影響を及ぼしている。

中華人民共和国国防部は、米国下院議長の台湾訪問に対抗した軍事演習であり、米国と台湾の結託に対する威嚇である旨の談話を発表したが、このような行動は偶発的な軍事衝突を発生させるおそれもあることから、国際社会の緊張の高まりを招くことになると国民に大きな不安を与えている。

よって、中野区議会は、区民の不安除去や生命・財産と生活環境を守る立場から中華人民共和国政府に対し、日本近海における軍事演習は一切実施しないよう強く要求するとともに、軍事対軍事ではなく、あくまでも平和的な話合い、外交交渉で解決するよう強く要求する。

上記のとおり決議する。

年月日。

中野区議会。

以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(内川和久)
本件について、御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(内川和久)
御質疑なければ、質疑を終結いたします。

本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(内川和久)
御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(内川和久)
御異議ありませんので、これより採決いたします。

上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(内川和久)
御異議ありませんので、さよう決定いたします。