01/18/2017 02:04:04 PM

在沖縄米軍の台湾移転。

台湾は、中国軍の東風11等の短距離弾道ミサイルの射程下にあり、軍事的には抗堪性が低いですが、中国にとって米国に対するキューバと同様の胸元にあり、かつ南シナ海に面しています。

台湾に米軍が駐留し、中国軍の台湾侵攻を抑止し、中国本土及び南シナ海に対する軍事的プレゼンスを増す事は、中国にとっての悪夢、それ以外の全ての国の利益として、その政治的な意味と影響は計り知れません。

トランプ政権が本当に行えばキューバ危機の再来も有り得ますが、融和政策は中国の侵略を助長する意味しか持ちません。台湾を含め地域の自由と安全を守る為、中国の暴走を防ぐ事が必要です。

《「在沖縄米軍の台湾移転を」 ジョン・ボルトン元米国連大使が提言》
2017.01.18 産経新聞

 ジョン・ボルトン元米国連大使は17日付のウォールストリート・ジャーナル紙に寄稿し「米軍の台湾駐留によって東アジアの軍事力を強化できる」と述べ、在沖縄米軍の台湾への一部移転を提案した。ボルトン氏は強硬派として知られ、トランプ次期政権での国務副長官起用が取りざたされている。

 ボルトン氏は「台湾は地政学的に東アジアの国に近く、沖縄やグアムよりも南シナ海に近い」と指摘。海洋進出を強める中国への牽制に加え、沖縄米軍の一部を台湾に移すことで「日米摩擦を起こしている基地問題を巡る緊張を和らげる可能性がある」と述べた。

 「海洋の自由を守り、一方的な領土併合を防ぐことは米国の核心的利益だ」と強調。台湾との軍事協力の深化は「重要なステップだ」とした。トランプ次期大統領は、中国と台湾は不可分とする「一つの中国」原則を見直す可能性を示唆しており、中国が反発している。(共同)

http://www.sankei.com/world/news/170118/wor1701180019-n1.html

左右図:中国人民解放軍ミサイル射程(米国国防総省)

https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/712660795568126