《クリミア併合は無効 国連総会採択》
この決議採択は、ロシアに対して圧力となると同時に、剥き出しの拡張主義を採る中国に対する圧力にもなります。
以下、記事。
—
国連総会(193カ国)は27日の本会議で、ロシアがウクライナ南部クリミア半島の併合の根拠とした住民投票を無効とし、クリミアの帰属変更を認めないよう各国や国際機関に求める決議案を採択した。本会議に出席した国のうち、賛成は100カ国、反対は11、棄権は58カ国だった。
AP通信は決議案への賛成票が事前の予想より多かったと伝えた。
同じ内容の決議案は15日に安全保障理事会で採決されたが、常任理事国のロシアが拒否権を行使し、否決されていた。
総会決議は安保理決議が持つような拘束力はないが、ロシアへの国際的な圧力となる。
ウクライナや日本、米国など約40カ国が共同提案した決議は、ウクライナの主権や領土の一体性を唱えた上、ロシアへの併合に向けクリミアで16日に実施された住民投票を無効とした。その一方、ロシアを名指しで批判することは避けた。