船舶のNOx規制強化、日本企業の受注増にも繋がりダブルで良い事ですが、なぜ日本近海では設定しないのでしょうか。
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《船のNOx規制、大幅強化へ 日本主導、16年から》
国際海事機関(IMO)は4日、船舶の排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)について、国際条約に基づく3次規制を2016年から実施することを決定した。05年の1次規制値に比べ、NOxを8割削減する大幅な規制強化策で、日本が主導した。交渉に参加した日本政府代表が明らかにした。
16年以降に建造される船舶が沿岸の規制海域を航行する際に適用する。高度な環境技術を誇る日本企業の受注増につながりそうだ。
ロンドンのIMO本部で4日まで開かれたIMOの海洋環境保護委員会で決定した。
ロシアなどは昨年の委員会で、技術的問題やコスト増を理由に3次規制を21年にずらすよう提案。しかし日本は技術開発の成果を示し、他国の賛同も得て巻き返した。規制海域は現在、北米沿岸など一部だけだが、将来は欧州にも設定される可能性がある。日本で設定の計画はない。