非常に憂慮されます。事態が悪化・拡大しない事を念じます。
WSJによれば「スラビャンスクでは先週末まではそれほど強い親ロシア感情は見られなかった」「目撃者の話では、スラビャンスクで官庁を占拠した男たちは地元の活動家ではなかった」と。ロシアの関与が疑われます。
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《【ウクライナ情勢】武装勢力掃討、双方に死者 南部にも混乱拡大》
ウクライナ東部で拡大した武装勢力の警察関連施設襲撃をめぐり、同国内務省は13日、「対テロ作戦」と称して、武装勢力の掃討を始めた。同日朝、武装集団が陣取るドネツク州スラビャンスクに同国特殊部隊を派遣。銃撃戦の末、双方に死傷者が出ているもようだ。一方、イタル・タス通信によると、同州南部の港湾都市、マリウポリで同日、親ロシア派デモ隊約千人が市庁舎を占拠するなど混乱はさらに拡大した。
暫定政権のアバコフ内相は13日昼過ぎの段階で、治安部隊側で1人が死亡、5人が負傷したと公表。一方、武装勢力側にも「確認できない数の死者がいる」と述べた。現場には治安部隊側の装甲車や武装ヘリも展開しているもようだ。スラビャンスクでは幹線道路などで、黒煙が上がっているとの情報もある。
武装勢力の正体は不明。迷彩服姿で黒い目出し帽やヘルメットを着用。親ロシア派を示すオレンジと黒色のリボンを胸に着けている者もいる。アバコフ内相は、武装勢力が手にした自動小銃は、ロシア軍に配備されているものだと指摘した上で、「われわれはロシアによる攻撃だとみなしている」と非難した。
地元メディアによると、武装勢力は12日朝、総勢20人がバスに乗り、人口約11万人の小都市、スラビャンスクに到着。警察署を襲撃し、自動小銃400丁以上を奪い、周辺にいた人物に配ったという。武装勢力は後に、スラビャンスク近郊にあるクラスヌイリマン、クラマトルスクに移動し、警察署を襲撃した。
一方、国営ロシア通信によると、すでに治安部隊により行政庁舎の占拠が解かれている東部のハリコフで、13日、連邦制導入などを求める街頭デモが実施された。親露派住民と親欧米派とみられるグループが小競り合いとなり、負傷者が出ているという。
(関連)
《ウクライナ東部で親ロシア派の抗議運動が拡大》
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303373904579498410053056226.html