09/17/2017 05:57:19 PM

核シェルターの整備が現実的な課題だと、我が国でも漸く認識され始めました。旧ソ連と共産党独裁中国が核配備をした時から必要だったのですが。

《核シェルターに熱視線 地下型、家庭型…北朝鮮の挑発で変わる国民意識》
2017.09.17 産経新聞

 北朝鮮による核ミサイル攻撃の懸念が強まる中、放射性物質から身を守る「核シェルター」に注目が集まっている。地下を掘って設置するタイプから、自宅の一室をシェルターとして使う手軽なタイプまで種類は豊富で、取り扱い企業に問い合わせが急増しているという。主要国と比べ日本は普及率がゼロに等しいが、相次ぐ北朝鮮の挑発に国民の意識が変わりつつある。(社会部 福田涼太郎)

■ 販売代理店の希望も

 「何カ月くらいシェルターで生活するのですか」

 「外の放射性物質は比較的早期に減衰するので1~2週間です」

 大阪府内で55年前から核シェルターの販売会社「シェルターを営む西本誠一郎社長は、同社地下1階の「モデルルーム」を訪れた見学者の質問に答える。

 入り口は爆風や熱を防ぐコンクリート製の耐爆ドアと内部に続く耐圧ドアの二重扉構造で、2つの扉の間には汚染された外部の空気が侵入するのを防ぐ「エアロック室」がある。

 生活空間に入ると、ベッドや簡易トイレのほか、食料備蓄室や屋外につながる非常用脱出口も完備。壁には外部から空気を取り込む際に放射性物質を吸着、除去できるという空気清浄機が設置されている。

 西本社長によると、一般的な地下型は設置に約3カ月、費用は1300万~1500万円かかるが、「埼玉県から先日来た企業の人たちは(販売)代理店になりたいと申し入れてきた」と明かし、「それだけ需要が多いと考えたということ」と話す。

 ちなみにソ連との冷戦を経た核シェルター先進国の米国では、ゴルフ練習場やプール、アスレチックなどを備えたタイプ、地下15階の分譲式マンションで70人が5年間以上にわたって“快適”に生活できるタイプなども存在するというから驚きだ。

■ 有害物質99%除去

 ただ、北朝鮮が“暴挙”に出るとしても、それはいつになるかは分からない。そのため、工事に時間を要さない、地下型で使う空気清浄機を自宅の一室に設置する手軽な「家庭用核シェルター」への関心も高い。

 核シェルターを取り扱うワールドネットインターナショナル(東京都港区)によると、空気清浄機の主力商品は、エアコンのような見た目のイスラエル製「レインボー36V」。幅68センチ、高さ41センチ、奥行き22センチで、6~8帖まで対応可能だ。価格は280万、設置工事は約1時間で終わる。

 ミサイルが近くに着弾した場合の爆風などは防げないが、フィルターで放射性物質、細菌、毒ガスを99%以上除去。さらに絶えず浄化した外気を取り込んで内部の気圧を高くし、わずかな隙間からも有害物質が入りにくくなる仕組みだ。

 同社では3月まで月1~2件程度の問い合わせだったが、安倍晋三首相が国会で「(北朝鮮は)サリンを弾頭につけて着弾させる能力を保有している可能性がある」と発言した4月からは約50件に急増という。

 同機器を取り扱う西本社長も「創業以来55年間で10台しか売れなかったが、話題になってからすでに15台ほど売れた」と話す。

■ 普及率ほぼゼロ

 NPO法人「日本核シェルター協会」(神戸市)によると、公共と家庭用を問わず、どのくらいの国民を収容できるシェルターが国内にあるかを示した普及率は、スイスとイスラエルが100%、ノルウェーは98%、米国は82%、ロシアは78%、英国は67%と続く。それに対し、日本は0・02%と主要国の中では圧倒的に低い。

 15年前となる平成14年の調査だが、織部信子理事長は「各国とも現在も大きな増減はなく、日本国内にシェルターが少ないことには変わりがない」と話す。

 国情などから隣国の韓国は調査対象に入っていなかったが、南北が緊張状態にあることから、もともと整備が進んでいたところ、さらに近年は北朝鮮に近い国土の北側から順次、シェルターの強靱化を進めているという。

 これまで日本では「米国が守ってくれる」「核ミサイルが飛んでくるわけない」などの理由で国民の危機意識が低かったことを指摘した上で、織部理事長は「(放射性物質などへの)正しい知識を持った上で、安全のために何が必要なのかを考えてほしい。誰かが自分を守ってくれるわけではないのだから」と話している。

図:人口一人当たりの核シェルターの普及率
図:地下型核シェルターの一例
写真:地下型核シェルターの一例。防爆、除染の機能があり、水や食料の備蓄スペース、簡易トイレなど生活機能も兼ね備えている(ワールドネットインターナショナル提供)

http://www.sankei.com/premium/news/170917/prm1709170021-n1.html

https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/844176209083250

事務所よりご案内