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米国人のテキサス親父、「ヌーハラ」騒動にはあきれた。和製英語で英語圏では通じない、「自分は進歩的だ」「弱者を守っている」と自己満足している、と。ケント・ギルバート氏も「音を立てないとおいしくない」と。

《【痛快!テキサス親父】「ヌーハラ」「餅つきは不衛生」騒動、米国リベラルに重なるゼ! 自由主義国家は自分自身に選択権がある》
2016.12.25 ZAKZAK

 ハ~イ! みなさん。

 最近、日本の友人と話していて、興味深い事象を耳にしたぜ。

 まず、「ヌーハラ」騒動にはあきれた。「ヌードル・ハラスメント」の略らしいが、和製英語で英語圏では通じないぜ。一部の連中が「音を立てて麺類を食べるのは、外国人への嫌がらせだ」と問題視しているそうだ。

 日本では、ラーメンやうどんを食べるときに、音を立てるのが文化だよな。少なくとも、俺はハラスメントとは感じない。ただ、「郷に入っては郷に従え」がモットーなので試してみたが、うまくいかなかった。

 音を立てて食べた方が、スープが麺に絡む量が多いという実験結果もあるそうだ。友人のケント・ギルバート氏も「音を立てないとおいしくない」と言っていた。批判者には「自分は進歩的だ」「弱者を守っている」と自己満足している、米国リベラルのヤツらと重なるものを感じるぜ。

 「餅つきが不衛生だ」って批判している連中もいるという。

 餅つきは、日本古来の文化だろ? 何を今さら騒いでいるんだ? 人間の体は、ある程度の菌やウイルスが入ることによって、免疫力を高めて丈夫になるはずだぜ。無菌状態は逆に危ない。

 そんなに気になるなら、自分が食べなきゃいいだけで、他人に押しつけるのは間違っている。これもリベラルの影を感じるな。

 「除夜の鐘がうるさい」と中止を求める動きにも首をひねるぜ。除夜の鐘なんて、年に一度だろ? 米国の教会なんか、1日に何度も鐘を鳴らすぜ。街中に響き渡るようにな。それに心が洗われると思うんだがな。

 「豆まきがうるさい」という批判も同じだ。日本の伝統文化だし、年に一度だろ? それほどイヤなら、その日だけでも静かなところに避難したらどうだ? きっと移動する自動車や電車の方がうるさいぜ。

 最後に、新語・流行語大賞のトップテンに「保育園落ちた日本死ね」が入ったと聞かされたことには驚いた。

 どこの国に、自分の祖国を「死ね」と言い放つ国民がいるんだ? そういう人間のアイデンティティーは、きっと祖国にはないんだろうな。選出する人間の感覚も、まともとは思えないぜ。

 いずれの事象にも、日本の伝統や文化を壊そうとする意図を感じるのは俺だけか。そして、自分の意見を強硬に相手に押し付けている。米国の民主党を支持している連中とソックリだぜ。

 親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。日本や米国は自由主義国家だ。自分自身に選択権がある。自国を「死ね」と思うほどイヤなら、好きな国に移民すればいいんじゃないか。

 来年も、また会おう!

■ トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。自著・共著に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』(青林堂)、『日本は、世界の悪を撃退できる』(産経新聞出版)など。

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