国会議員の重国籍、台湾の場合。
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《米国人の李慶安が立法委員を辞職》
2009.01.11 愛知李登輝友の会ブログ
「台湾の声」2009.01.11より転載
【恥知らず】米国人の李慶安が立法委員を辞職
台湾の立法委員(国会議員)の二重国籍調査で、米国国務省から李慶安(ダイアン・リー)・立法委員が米国籍を持っていると確認され、野党から李慶安の議員解職を求める声が高まり、李慶安氏は法律に違反して米国籍を隠したまま台湾の市議会議員、国会議員を務めいたとして1月5日に台北地検から出国禁止処分が下され、1月8日、李慶安被告は立法委員の議員辞職を表明した。
中央選挙委員会は、李慶安氏を選出した選挙区(台北市大安区)で3月28日に補欠選挙を行うとしている。
李慶安氏は李煥・元行政院長の娘で、1980年代の米国グリーンカード(永住権)を取得、その後1991年頃に米国国籍を取得していた。李氏は1994年~98年に台北市議を務め、1999年から立法委員を続けていた。中国国民党籍だったが、2000年~06年は親民党に在籍していた。二重国籍が発覚して以降、昨年12月30日に国民党を離党し、無所属となっていた。李氏は台北市議当選以降、14年間にわたってずっと国籍法に違反して外国籍を持ちながら台湾の地方議員、国会議員を務めていた。
野党の民主進歩党(民進党)は、李氏の議員辞職後も「辞職と解職は違う」としてあくまで立法院(国会)に対して法律に基づいた李慶安氏の議員解職と、李氏がこれまで不当に取得した議員報酬の返還を求め、1月9日には李氏の議員解職を求める民衆が立法院を囲んだが、立法院では与党国民党の反対で否決された。
また、民進党の立法委員は、台湾外交部が米国国務省からの国籍調査結果を隠蔽してわざと公表を渋ったとして、欧鴻錬・外交部長(外相)を告発した。
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