中国が南シナ海の島嶼や人工島の軍事基地化を進め、戦闘機、戦闘爆撃機、ミサイル等を配備した事を受け、米国が明確に中国の権益拡大を拒否した事を支持します。
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《【緊迫・南シナ海】米国務長官、防空識別圏設定で中国に直接警告「中国が設定を宣言しても無視」》
2016.02.26 産経新聞
【ワシントン=青木伸行】ハリス米太平洋軍司令官は25日、国防総省で記者会見し、ケリー国務長官が、南シナ海上空に防空識別圏を設定しないよう中国に直接、要求したことを明らかにした。仮に中国が設定を宣言しても、「無視する」と強調した。
ハリス司令官は「中国が南シナ海で、防空圏の設定を宣言する可能性を憂慮している」と述べ、情勢のいっそうの不安定化を招くとして牽制した。
そのうえで「ケリー長官が数日前に中国に対し、防空圏の設定を宣言しないよう要求した」と語った。ケリー長官は23日に、ワシントンの国務省で中国の王毅外相と会談しており、この席で発言したもようだ。
ハリス長官はまた、中国が宣言した場合でも「(2013年11月の)東シナ海における防空圏の設定宣言時と同様に、われわれは無視する」とし、認めない方針を強調した。
この際、米軍はB52爆撃機2機に、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の上空を含む防空圏内を飛行させており、南シナ海でも同様の措置を執る可能性がある。
スプラトリー(中国名・南沙)諸島の中国が造成した人工島には、滑走路と高周波レーダーなどの建設に続き、戦闘機や地対空ミサイルといった装備が配備されるとみている。
こうした所要の環境が整った段階で、防空圏の設定を宣言するとの見方を強めており、ケリー長官の中国に対する要求や、ハリス司令官のこの日の発言は警戒感の表れだといえる。
http://www.sankei.com/world/news/160226/wor1602260011-n1.html
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