いいえ。実態は良くて3%程度です。
—
《【中国GDP】中国さらに減速、実質6・9%成長 昨年、25年ぶり低い伸び率》
2016.01.19 産経新聞
【上海=河崎真澄】中国国家統計局は19日午前、2015年の国内総生産(GDP)成長率が物価変動の影響を除いた実質ベースで前年比6・9%だったと発表した。1989年の天安門事件の影響で4%を割り込んだ90年以来、25年ぶりの低い伸び率で、政府目標の7・0%前後の中心値には届かなかった。製造業が牽引した「世界の工場」から個人消費に経済の軸足を移す「世界の市場」への構造転換が遅れて、成長鈍化が鮮明になった格好だ。
四半期ベースの成長率では昨年10~12月期が前年同期比6・8%。同4~6月期の7・0%や、7~9月期の6・9%から成長の鈍化が続いている。
昨年通年の6・9%増との結果について、国家統計局は「7・0%前後の政府目標は達成した」との立場だ。ただ、昨年は貿易総額が8・0%減と、リーマン・ショックの影響を受けた09年以来、6年ぶりに前年の水準を下回っていた。
政府は貿易額の6%増を目標としていたが、製造業の国際競争力の低下で輸出が振るわず、不動産開発の停滞などで輸入が大幅に減少し、GDP成長の足を大きく引っ張ったようだ。対中依存を強める世界経済にも影響が広がりそうだ。
習近平指導部は20年までにGDPと所得を10年比で倍増させる方針を打ち出している。そのためには16~20年の5年間に年平均成長率を最低でも6・5%に保つ必要がある。16年からの成長率目標は3月に開かれる全国人民代表大会(全人代=国会)で示される。
http://www.sankei.com/world/news/160119/wor1601190026-n1.html
https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/538988916268649