2015/10/20 0:17



豪州の首相が変わり、対中政策の変化を懸念しましたが、安堵しました。「日米豪3か国での協力を強化」との米豪の方針を歓迎し、協力強化を期待します。

《米豪2プラス2、中国岩礁埋め立てに強い懸念》
2015.10.14 読売新聞

 【ワシントン=大木聖馬】米国とオーストラリアの外務・防衛閣僚会合(2プラス2)が12、13の両日、米マサチューセッツ州ボストンで開かれた。

 両国は中国が一方的な海洋活動を続けている東・南シナ海で平和と安定を維持することの重要性を確認したほか、米豪の防衛協力を強化していく考えで一致した。

 両国は、会合後に発表した共同声明で、中国による南シナ海での岩礁埋め立てなどの一連の行動に「強い懸念」を表明した。岩礁への施設建設や軍事化を停止し、緊張を高める行動を慎むように呼びかけ、日米豪3か国での協力を強化していく方針を打ち出した。

 ケリー米国務長官は共同記者会見で「航行と飛行の自由は、国際海洋法の最も重要な柱の一つだ」と指摘した。カーター米国防長官は「米国は国際法が許すところではどこでも飛行し、航行する。南シナ海は例外ではなく、今後も例外になることはない」と強調した上で、中国の人工島付近での米軍艦艇による活動について「我々が選ぶ時間と場所で行う」と述べた。

 米豪両国は、米海兵隊の豪州へのローテーション配備を今後も続け、海軍間の協力を強化することでも一致した。

写真:13日、米ボストンで記者会見する(右から)米国のカーター国防長官、ケリー国務長官、オーストラリアのビショップ外相、ペイン国防相=AP

http://www.yomiuri.co.jp/world/20151014-OYT1T50053.html