2015/06/19 3:03

少子化を転換するためには、育児に対する欧州並みの経済的環境整備が必要です。これを最も明確に打ち出しているのが次世代の党です。

《「第2子ためらう」75% 経済的理由、仕事も影響》
2015.06.16 日経新聞

 出産や子育ての情報提供に取り組む一般財団法人「1more Baby応援団」(東京、理事長・森雅子前少子化担当相)が結婚14年以下の男女計約3千人に実施した調査で、2人目以降の出産をためらう「第2子の壁」があるとの回答が75%に上ったことが16日、分かった。経済的な理由のほか、仕事上の理由を挙げた人が多かった。

 一方で約8割が理想の子供の数を「2人以上」と回答。同法人の秋山開専務理事は「政府、自治体、企業が連携した対策が必要。特に仕事と家庭を両立する上で影響が大きい企業の協力が重要だ」としている。

 調査は4月にインターネットを通じて、男性(20~49歳)604人、女性(20~39歳)2357人に実施した。

 第2子の壁については75%が「存在する」と回答。原因(複数回答)は「経済的な理由」が86%で最も多く、「1人目の子育てで手いっぱい」43%、「自身や配偶者の年齢的理由」42%、産休取得のしやすさや職場復帰など「仕事上の理由」38%などが目立った。

 また2人目の壁解消に必要な対応に関しては「出産、育児費用、教育関連費用など経済的なサポート」が81%、「休職や復職のしやすさなど仕事面のサポート」が45%と高かった。

 一方、理想の子供の数を尋ねると「2人」48%、「3人」28%、「4人以上」3%だった。「1人」は15%、「0人」は5%だった。〔共同〕

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15HFC_W5A610C1000000/