《「.jp」から企業名に…日立など相次ぎ変更》
2015.01.06 読売新聞
大手企業が今年、インターネットの住所に当たる「.jp」や「.com」などのドメインの末尾に、企業名やブランド名などを相次ぎ採用する見通しだ。
短くて覚えやすいウェブサイトやメールのアドレスが増えて、ネットを通じたサービスの使い勝手が良くなりそうだ。
ドメインを管理する民間団体ICANNは2014年末、ドメインの末尾(トップレベルドメイン=TLD)に企業名やブランド名を使うことを相次いで認めた。これを受けて、日立製作所は現在のドメイン「hitachi.co.jp」とともに「~.hitachi」を、キヤノンは「canon.jp」とともに「~.canon」をそれぞれ使用する予定だ。日本企業では、トヨタ自動車や日産自動車、ソニー、NTTなど約50社も採用すると見込まれている。
ICANNは12年から、それまで約280種類だったTLDを増やす取り組みを始めた。短くて覚えやすいドメインは人気が高く、同じものを登録できないためだ。応募があった企業名や地名など約2000件について、重複がないかなどの審査を順次進めている。