2014/10/22 2:01

菅官房長官、21日の参院内閣委で、平成5年に河野元官房長官が慰安婦談話発表時の記者会見で強制連行を認める愚かで誤った発言をした事について、「強制連行を示す資料がない中で、(認めたのは)大きな問題だ」。談話も破棄を。

《【慰安婦問題】菅官房長官、河野氏の発言「大きな問題だ」》
2014.10.21 産経新聞

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は21日の参院内閣委員会で、河野洋平元官房長官が平成5年に慰安婦問題に関する談話を発表した記者会見で、強制連行を認める発言をしたことについて「強制連行を示す資料がない中で、(認めたのは)大きな問題だ」と述べた。河野氏の発言によって強制連行があったかのような事実誤認が国際社会に広がったとの認識を示したものだ。

 当時、河野氏は会見で、強制連行に関して認識を問われ「そういう事実があったと。結構です」と述べた。河野談話を検証した有識者チームが今年6月にまとめた報告書では、河野氏が政府の共通認識を踏み外し、独断的に「強制連行」を認めたことが確認されている。

 菅氏は内閣委で、朝日新聞が強制連行をめぐる吉田清治氏の証言を報道してきたことにも言及し「吉田氏の証言であたかも強制連行があったような事実に反する認識が韓国をはじめ国際社会に広まったことも事実だ」と述べた。そのうえで「政府としては客観的事実に基づいて、正しい歴史認識が形成され、日本の名誉や信頼の回復を図るべく日本の基本的な立場、取り組みを海外で徹底して広報している」と説明した。
http://www.sankei.com/politics/news/141021/plt1410210070-n1.html