2014/06/29 2:30

中国の張志軍氏(台湾担当閣僚級)、25日に初訪台。台湾語で挨拶、統一工作を図るも、27日夜の会場ではペンキを投げつけられ、28日は一部を除き全予定を中止。強い反中感情に直面。台湾よ、日本と共に歩もう。

《張志軍氏訪台…友好演出も根強い反中感情に直面》

 中国の台湾担当閣僚級高官として初めて訪台していた中国国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は28日、北京への帰路に就いた。台湾の民衆との直接対話で友好を演出するとともに、有識者や地方指導者との会談では政治対話の必要性を説き、中台統一に向けた工作を展開した。しかし、訪問に対する抗議行動の影響で日程変更を迫られるなど、根強い反中感情の洗礼も受けた。

 「台湾のみなさん、こんにちは」。25日昼、北部の空港に到着した張氏は開口一番、台湾語であいさつした。公式な政治の場では北京語が主流だが、あえて台湾語を使用。その後も、高齢者施設で給仕したり名物のパイナップルケーキをほおばったりと、親しみやすさをアピールした。

 訪問先も、中小企業や中南部の農村など中台間の経済開放で打撃を受ける「弱者」訪問を重視。27日夜に南部の高雄市で行った台湾の王郁琦行政院大陸委員会主任委員(閣僚級)との非公式会談では、中台首脳会談を話題にしなかったというほど政治課題を避けた。

 それでも、行く先々では抗議活動に遭遇、27日夜には非公式会談の会場でペンキを投げつけられた。このため、28日は一部を除き全予定を中止した。中部、台中市内で記者団に「台湾は多様な社会であり、いろいろな声があるのは正常だ」と理解を示してみせた。

 張氏は、新北、高雄の各市長とも会談した。新北市長は次期総統選候補と目される国民党の若手、高雄市長は独立色の強い野党、民主進歩党の幹部で、総統選を見越して接触したとみられている。高雄市長との会談後には「党派を問わず両岸(中台)の平和的発展への参加を歓迎する」と民進党の対中接近を促した。

 一方、聯合報によると、26日の有識者との非公開対話では、台湾当局による統治の事実を直視し台湾の国際組織への加盟を認めるべきだとの批判に、台湾側が政治対話を避けているためだと反論した。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140628/chn14062819540006-n1.htm

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