韓国の海洋警察は、これまで中国船に対して、日本の海保に比べ非常に厳しい取締りをしてきました。取締りが緩むと、たちどころにこうなります。 — 《海上警察が手を離した隙に中国不法漁船1000隻余り西海(ソヘ)占領》 [アンカー] イ・ソンウォン記者です。 [レポート] 産卵期に入ったワタリガニを獲るために夜間、我がほうの海域に入って来て夜明けまで操業した後、休憩しているのです。 セウォル号の事故収拾で海洋警察の取締りが緩んだ隙に乗じて、中国漁船の不法操業が大手を振っています。 最近、西海北方境界線と排他的経済水域の周辺海域では、中国漁船約1100隻が群がって来てワタリガニなど各種魚類を一掃しています。 しかし海洋警察は事実上、取り締まりを手放しした状態です。セウォル号が沈んだ先月の16日以降に捕まえた中国漁船は4隻、昨年の同期間に41隻取り締まった分の10%にも及びません。 西海5島海域を管轄する仁川(インチョン)海洋警察が先月捕まえた中国漁船はたったの1隻だけで、泰安(テアン)、群山(クンサン)海洋警察は1隻も捕まえられませんでした。 海洋警察は先月から中国漁船の特別警戒業務に入りましたが、セウォル号の事故海域に警備艦が集中動員されて取締りがまともに行われていない状態です。 海洋警察の穴の開いた取り締まり網に中国漁船の不法操業が猛威を振るいながら、我がほうの漁民のため息だけが深くなっています。 TV朝鮮のイ・ソンウォンでした。 (関連) |