2014/05/12 9:13

昨年、中国軍の越境侵入を繰り返し受けたインドの陸軍参謀長が、越境侵入があれば反攻する意思を明確にしました。これも私の知る限り従来無かった事であり、米・豪・印・ASEANとの連携強化に努めてきた安倍外交の成果と言えます。

《インドメディア、「解放軍がひとたび『越境侵入』すれば、インド軍はチベットを攻撃する」―中国紙》

中国紙・環球時報は9日、「インドメディア:解放軍がひとたび『越境侵入』すれば、インド軍はチベットを攻撃する」と題した記事を掲載した。

8日付のインド紙ザ・タイムズ・オブ・インディア(電子版)によると、インド陸軍参謀長のビクラム・シン上将が7日、新たな山地作戦部隊の編制作業を視察した。同部隊は中国軍の攻撃に備えたもので、インド軍にとっては進攻に対抗するための「頼りになる」選択肢を得たことになると伝えられている。

この第17山地作戦部隊は9万274人規模で、2018年~2019年に編制が完了する予定。総額6468億ルピー(約1兆900億)が拠出される。ラダックから蔵南地区までの全長4057キロにわたる「実効支配線」沿線に配備されるという。

シン上将は同部隊について、「戦争をするためだけでなく、戦争を阻止するためのものでもある。われわれの作戦能力を向上、変化させることが目的」だと述べたが、同紙は「インド陸軍の真の狙いは中国軍が『越境侵入』してきた時にチベット自治区への攻撃を発動する力を確保すること」だと指摘している。
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/382003/