ロシアのクリミア併合を受け、中国が尖閣で冒険主義的な実力行使に出ないよう、米国が明確に防衛の意思表示をし牽制してくれるのは、有り難い事です。この間に我が国は全力で、日々増強される中国の軍事力に対応する抑止力の向上と法整備を進めなければなりません。
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《「中国占拠でも尖閣奪還できる」在沖縄米軍トップが認識示す》
在沖縄米軍トップのウィスラー沖縄地域調整官は11日、ワシントンで記者団に対し、沖縄県・尖閣諸島が中国に占拠されても奪還できるとの認識を示した。米軍の準機関紙スターズ・アンド・ストライプス(電子版)が12日までに伝えた。
ウィスラー氏は「脅威を取り除くために(兵士を)上陸させる必要すらないかもしれない」と述べ、在日米軍が持つ海と空からの攻撃能力に自信を見せた。
ヘーゲル米国防長官は今月8日、訪問先の北京で中国の常万全国防相と会談した際、尖閣諸島をめぐり、日米安全保障条約に基づく日本防衛義務を果たす考えを強調している。
尖閣に関する発言が米側から相次いでいるのは、尖閣の領有権を主張して日本の領海に繰り返し公船を侵入させている中国をけん制する狙いがあるとみられる。