2014/03/10 12:03

事務所よりご案内



《福島第1原発、ロボットが廃炉作業に大きな役割 》

福島第1原発の廃炉作業、この様に進められています。一刻も早く終了できるよう、関係者のご努力を願います。

以下、記事抜粋。

 福島第1原子力発電所での1日。ヘビのようなロボットが原子炉建屋の床を掃除し、別のロボットが3次元(3D)カメラで放射能の濃度を画像化している。

 同原発の原子炉が2011年3月の大地震と津波でメルトダウンを起こしてから3年。放射能の放出を封じ込めるには、まず原子炉建屋内の熔解した燃料棒とがれきを取り除かなければならない。ここにロボットが投入された。

 これらの除去にはロボットが極めて重要だが、このことはロボットが奇跡の働き手であったり、模範的な従業員だというわけではない。ロボットは1台数百万ドルもし、そのほとんどは一つないしいくつかの仕事しかできない。一部のロボットは準備作業のために別のロボットが必要になる。時には事故が起き、少なくとも1台は現場から抜け出せなくなり、減損処理された。

 東電は昨年11月、カメラを備えた小さな遠隔コントロールのボートを、水がたまっている1号機建屋の地下に入れた。このロボットは、水が原子炉の格納容器から漏れていることを初めて突き止めた。

 地下へのボート投入に先立ち、内部状況の3Dマップ作成のために別のロボットが送り込まれた。マッピング用ロボットの技術は千葉工業大学で開発された。同大学はロボカップを含むいくつかのロボット競技コンテストで勝利を収めている。同大未来ロボット技術研究センターは、開発と製作に少なくとも5000万ドル(52億円)を投じた「櫻弐號(さくらにごう)」など、福島原発で稼働しているいくつかのロボットを開発した。

 ロボットはハイテク製品ではあるが、コードレスというわけではない。ロボットたちは無線がうまく作動しない場合に備えて外部と光ケーブルで結ばれている。トラブルに対する保証はない。櫻弐號の前身は、コードが損傷を受けたことから、11年10月以来2号機原子炉建屋内に置かれたままだ。

 専門家は、人間のように現場を歩き回るスーパーロボットは将来も出てこないとみている。三菱重工の原子力事業本部主席技師、大西献氏は、むしろ放射能除去などには、「それぞれが専門的な仕事をする専用ロボットの小部隊」に頼ることになると述べている。同氏は原発で働くロボットを開発している。

 福島原発ではがれき除去や床の掃除、ビデオ撮影などで十数種類のロボットが投入されている。それぞれの役割は違うが、ほとんどは小さくて幅のある戦車のように見える。いずれも、金属やコンクリートのがれきがある場所を横断するのか、あるいは階段を上り下りするのかによって、2本あるいは4本の脚があったり、キャタピラー様のものが付いていたりする。

 細かい部分の漏れの状態を調べるために東電は、より小型で虫のようなロボットを使うことになった。開発しているのは日立製作所で、1号機の漏れの場所を見つけるために狭いスペースに入り込めるようにする。同原発メーカーとして日立は施設を熟知している。このロボットは15年に投入される予定だ。

 2号機建屋の水がたまっている地下には小さな泳ぐロボットが入れられて、格納容器から漏れがないかどうかを調べることになっている。その次の、もっと野心的な計画では別の泳ぐロボットが漏れをふさぐという。

 ロボットでも放射能の影響を受ける。そのため、福島のロボットたちは出来るだけ長期間働けるように監視を続けなければならない。東電によると、ロボットには放射線モニターが付けられており、現場から戻る際にはしっかりと拭うことが必要だという。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304278504579424722840383950.html