《 ウクライナ大統領、出国失敗か インタファクス通信》
良くない動きに感じます。ヤヌコビッチ大統領の出国は阻まれましたが、同じ親露派のハリコフ州知事とハリコフ市長がロシアに出国した目的は、当然ロシアの支援を求める為でしょう。親露派側は、首都キエフの動きをクーデターだと非難していますから、最悪の場合、軍事介入を要請する可能性があると思います。
ソチ・オリンピックの会期中はないでしょうが、事態の推移によって、また米欧の態度によっては、オリンピック閉会後、ロシアが「ウクライナ政府による秩序回復への支援要請」を名分として、2008年にグルジアに軍事介入して南オセチアとアブハジアの独立を承認した時と同様に、軍事介入する恐れも否定できないと考えます。
以下、記事。
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インタファクス通信によると、ウクライナ最高会議(議会)のトゥルチノフ議長は22日、ヤヌコビッチ大統領がロシアに航空機で出国しようとしたが、ウクライナの国境警備当局に阻まれたと語った。
国境警備当局者は、ヤヌコビッチ氏が滞在していた東部ハリコフ州の州知事とハリコフ市長が国外に出たと明らかにした。行き先はロシアとみられる。