《サイバー国際捜査機関トップに日本人…ICPO》
しっかりと仕事をお願いします。
以下、記事抜粋。
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国際刑事警察機構(ICPO、本部・仏リヨン)は9月、サイバー犯罪捜査支援を中心とした新たな機関をシンガポールに開設する。
トップには日本人が就任、アジアの捜査当局からの出向者を中心に約70人規模となる予定。ICPOではこれまでサイバー犯罪に専従する職員は4人しかおらず、国際的な連携強化が課題だった。
初代のシンガポール総局長には警察庁からICPOに出向中の中谷昇氏(44)が派遣される。事実上の「第二本部」として、本部の約700人に次ぐ規模とする。官民合わせた約70人でスタートし、2016年には150人に拡大させる。
サイバー関係の業務に専従する職員は発足時は35人前後で、2年後には70人態勢とする。各国の捜査当局からの出向者のほか、民間の情報セキュリティー会社7社から日本人3人を含む10人の技術者をスタッフとして受け入れ、ウイルスの解析や、地域的な傾向の分析にあたる。
フランス、アルゼンチンの拠点とあわせて3交代の24時間態勢で監視を行うほか、犯罪者が情報のやりとりをしているインターネット上の「闇サイト」も監視し、加盟国間の迅速な情報共有を目指す。各国の捜査員らに対するサイバー犯罪の講習も行う方針だ。