《日本は「3Dプリンタ王国」を築けるか》
3Dプリンタの活用が、我が国の中小企業の発展に繋がることを期待します。
[2013年は、3Dプリンタ「ブーム」元年だった、といってよいだろう。一般には、夢のテクノロジーが突如登場したようにみえるかもしれないが、実は3Dプリンタの歴史は1980年の、「ある日本人による発明」にさかのぼる。当時、名古屋市工業研究所に在籍していた小玉秀男氏が、立体図形作成装置に関する特許を出願した。その後、さまざまな企業により製品化され、ものづくり業界では実際に使われている。]
[NRIでは、メイカー予備軍となる3Dプリンタの利用ユーザー数は、2018年に85万人に達すると予測している。彼ら自身が、もしくは彼らと共に新たなビジネスに挑戦する中小企業こそが、3Dプリンタから生まれる果実をつかみ、ゆくゆくは次世代のSONYやAppleになることを期待してやまない。]