《極東アジアの有事を引き起こす中国の海洋進出 日本は米国の軍事力低下を補わなければならない》
[西太平洋への進出を図る中国の軍事戦略は、西日本~沖縄~台湾~フィリピン~ベトナムに連なるいわゆる第1列島線を占領あるいは制圧し、それを作戦基盤として第2列島線まで支配地域(海域)を拡大しようとしていることは、すでに周知のところである。]
[今年3月から発効した「歳出強制削減」によって、米国防予算は10年間で約5000億ドル(約46兆円)、年換算で我が国の防衛予算の1年分(平成25年度4.68兆円)に相当する額の大幅な削減を求められており、アジア太平洋地域における戦力増強やその運用を縮小せざるを得ない事態に追い込まれている。]
[我が国の防衛力は、在日米軍と有事来援する米軍との共同防衛を前提として、日本の防衛に必要最小限の防衛力を目標に整備されてきた。その防衛力も、過去10年余りにわたる一貫した防衛予算の削減によって、大きな戦力低下を招いている。]
どうしてもこの現実を、国民に理解して貰わなければなりません。