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2015/02/12 10:47
《ギリシャ:戦争賠償22兆円請求 独は「解決済み」と拒否》 2015.02.11 毎日新聞 ◇ コジアス外相 ベルリン訪れ、ドイツ政府に方針伝達 【ローマ福島良典、ベルリン篠田航一】ギリシャのチプラス新政権が10日、第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるギリシャ占領で被った損害の賠償を請求する方針をドイツに伝達し、内外に波紋を広げている。最大のギリシャ支援国であるドイツは「問題は解決済み」と拒否しており、ギリシャの財政緊縮策の是非を巡る両国の対立に歴史問題が加わった格好だ。「欧州統合の精神に反する」とギリシャ新政権の対応を批判する声も出ている。 ナチスは第二次大戦中の1941〜44年、ギリシャ本土を占領した。当時、ギリシャに強要されたナチス向け戦時融資の返済分や占領による損害の賠償を含め、チプラス政権はドイツに対して1620億ユーロ(約22兆円)を請求する権利があると主張している。コジアス外相が10日、ベルリンを訪れ、ドイツ政府に方針を伝えた。 チプラス首相は8日の議会演説で請求理由について「ギリシャ国民と歴史、そして、ナチズムと戦い、血を流した全欧州人への道義的な義務がある」と述べた。パラスケボプロス法相も9日、44年のナチス親衛隊によるギリシャ中部ディストモ村での虐殺の生き残りと遺族への補償金支払いをドイツに命じた判決を執行する書類に署名すると表明した。 一方、ドイツは旧西独時代の60年、ナチス時代の不法行為に対する補償としてギリシャに1億1500万マルク(当時のレートで約97億7500万円)を支払う協定を結んだ。また、90年のドイツ統一時に東西ドイツが旧連合国の米英仏ソと調印した条約で「請求権問題は解決済み」との立場を崩していない。 このため、ガブリエル独副首相は9日、ギリシャの要求を「根拠がない」と拒否。与党のキリスト教民主・社会同盟で予算政策を担当するバルトレ連邦議会議員も独紙で「外国からカネを出させるという(チプラス首相の)選挙公約自体がおかしい」と反論した。 チプラス首相は緊縮策を拒否する理由について「尊厳を取り戻す」ためと説明しており、賠償請求もその延長線上にある。だが、欧州議会の中道会派「欧州自由民主同盟」のフェルホフスタット代表は「賠償請求でチプラス首相は欧州統合の土台を損なっている。戦後、かつての敵同士が協力して共通の未来を築くという選択をしたことを忘れているのではないか」と苦言を呈した。 http://mainichi.jp/select/news/20150212k0000m030061000c.html
2015/02/12 1:15
《「イスラム国」掃討に53億ドル 中露への優位維持に装備調達費拡充 米国防予算案、7・8%の増 2年ぶりの増額要求》 2015.02.03 産経新聞 【ワシントン=青木伸行】米国防総省は2日、2016会計年度(15年10月~16年9月)の国防予算案を発表した。戦費を除く人件費や調達費などの基本予算は、要求ベースで前年度比7・8%増の5343億ドル(約63兆円)。 増額要求は14会計年度以来2年ぶり。予算案の柱は(1)アジア太平洋地域での「リバランス」(再均衡)戦略の維持(2)欧州と中東の安定への関与維持(3)イスラム過激主義への対抗(4)技術革新-などとした。 対テロでは、基本予算と別枠の「国外作戦経費」として、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の掃討作戦に総額53億ドルを計上。このうち13億ドルは、イラク軍とシリアの穏健な反体制派に対する装備と訓練に充当される。 ただ、国外作戦経費全体では、アフガニスタン駐留米軍の縮小を踏まえ、前年度比20・7%減の509億ドルとなった。 リバランスの関連では、中国やロシアに対する米軍の優位を維持するため、装備の調達費を同19・1%増の1077億ドルとし、ステルス戦闘機F35の購入数を、前年度の38機から57機に大幅に増やすなど、主要項目を上積みした。 ウクライナ情勢を踏まえ、欧州の同盟国との協力を強化するため約8億ドルを盛り込んだ。 同時に、軍事的な優位性を維持、強化するための技術革新関連予算として、同9・9%増、698億ドル研究開発・試験評価費を計上した。 国防予算案は、議会が課し13年3月に発動された、国防支出の強制削減に基づく支出上限4990億ドルを上回っており、この点をめぐる与野党の調整が今後の焦点となる。 http://www.sankei.com/world/news/150203/wor1502030031-n1.html
2015/02/12 1:04
「増え続けるアジアの国防費支出に占める中国の割合は10年には28%だったのが、14年までに38%に増えたと指摘。中国は国防分野で多岐にわたる技術革新を進め、中国の軍拡による懸念がさらに増大している」 — 《中国の国防費、アジアの4割占める 英シンクタンク「軍拡の懸念さらに増大」と報告書》 2015.02.11 産経新聞 【ロンドン=内藤泰朗】英国の有力シンクタンク国際戦略研究所(IISS)は11日、世界の軍事情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス2015」を発表した。増え続けるアジアの国防費支出に占める中国の割合は10年には28%だったのが、14年までに38%に増えたと指摘。中国は国防分野で多岐にわたる技術革新を進め、中国の軍拡による懸念がさらに増大しているとの見方を示した。 報告書は、アジア太平洋地域で、天然資源の防衛や領有権の主張、海上の自由な航行権確保のため、特に海軍力の増強が進められていると紹介した。アジアにおける国防費は10年から14年にかけて27%増大したと推計され、中国が最大の支出国であるとした。 また、ロシアが昨年、ウクライナのクリミア半島を軍事的、非軍事的手段を絡めた手口を使って併合した手法に中国が学んでいると分析し、日本政府が尖閣諸島(沖縄県石垣市)で、正規軍が関与せず、武力行使には至らない「グレーゾーン事態」の発生に懸念を抱いていると強調した。 一方、米国は中国に対抗し、衛星測位システムへの依存を見直すなど、兵器システムの脆弱性の解消を図っていると分析した。 欧米諸国は、ロシアがクリミア併合後もウクライナ東部で情勢を不安定化させているほか、中東でのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の伸長などで「冷戦終結後最大の危機にさらされている」との見方を示した。 http://www.sankei.com/world/news/150211/wor1502110052-n1.html
2015/02/11 16:14
《ISIS関連のアカウントが多数ダウン、ハッカー集団の標的に》 2015.02.11 CNN ロンドン イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の関連サイトに対してハッカー集団「アノニマス」が攻撃を予告していた問題で、標的とされたツイッターやフェイスブックなどの大量のアカウントが、ダウンしたり閉鎖されたりしていることが分かった。 標的とされたのはツイッターのアカウント約800件とフェイスブックのアカウント12件、電子メールアドレス50件あまり。 フェイスブックはアノニマスが列挙したアカウント12件のうち11件について、規定違反があったため閉鎖したと説明している。ツイッターは取材に応じていない。 アノニマスは先月ユーチューブに投稿したビデオ声明で、ISISのウェブサイトやソーシャルメディアネットワークを洗い出してダウンさせると宣言していた。 6日に新たに投稿したビデオではISISに対し、「お前たちはウイルスであり、我々は治療薬だ。インターネットは我々のもの」と公言している。 アノニマスが名指ししたツイッターのアカウントを調べたところ、ほとんどは閉鎖されたという告知が表示されるか、つながらない状態だった。 アノニマスは政府機関や企業などのウェブサイトにサイバー攻撃を仕掛けとされる悪名高いハッカー集団。12人が殺害されたフランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」襲撃事件を受け、「テロリストに宣戦を布告する」とする声明を1月に出していた。 www.cnn.co.jp/tech/35060250.html
2015/02/11 14:18
《「建国記念の日」を迎えるに当たっての内閣総理大臣メッセージ》 「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨のもとに、国民一人一人が、今日の我が国に至るまでの古からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う国民の祝日であります。 我が国は、四季折々の豊かな自然に恵まれ、長い歴史を経て、諸外国に誇れる日本固有の文化や伝統を育んできました。五穀豊穣を祈り、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補い合う、麗しい社会を築いてまいりました。知恵と創意工夫により、自然に向き合い、自然との調和を図りながら、科学技術の発展をはじめ、様々な分野において、人類の営みに大きく貢献してきました。 災害や戦争など苦難の時もありましたが、いつの時代にあっても、先人たちは、勇気と希望をもって、新しい時代を切り開いてきました。国民一人一人のたゆまぬ努力により、戦後の焼け野原から立ち上がり、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、法を貴ぶ国柄を育ててきました。今日の我が国の発展は、先人たちが幾多の国難を乗り越えた礎の上にあります。 こうした先人の努力に思いを致しつつ、この尊い平和と繁栄を次の世代に引き継いでまいります。 そして、様々な環境の変化に適応していかなければ、この素晴らしい伝統を守り抜いていくこともできません。そのためにも、十年先、五十年先、そして百年先をも見据えた改革に、果断に取り組んでまいります。「建国記念の日」を迎えるに当たり、私はその決意を新たにしております。自信と誇りの持てる未来に向けて、共に歩みを進めてまいりましょう。 「建国記念の日」が、我が国のこれまでの歩みを振り返りつつ先人の努力に感謝し、さらなる日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望いたします。 平成27年2月11日 内閣総理大臣 安倍 晋三 http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/discource/20150211message.html