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2015/02/16 1:11
「052型ミサイル駆逐艦の場合、C型の建造が終わる前にD型が就役している。つまり、改良した艦の建造を続けている最中にその次の改良艦の建造に着手し、就役させている」。異常な軍拡を続ける中国。中国と左翼が我が国の憲法9条改正に反対するのは、平和を守るためか、平和を破るためか。—《「中華イージス」を次々就役させる中国海軍の野望…海自に劣る探知能力、量で対抗》2015.02.09 産経新聞 「海洋強国」を目指す中国が海軍力をすさまじい勢いで増強している。中でも注目されるのが「中華イージス」だ。中国海軍のミサイル駆逐艦(DDG)は性能の面では、まだ米海軍や海上自衛隊には及ばないものの、新鋭艦が次々に就役しており、海自のDDG能力を着実に追い上げている。(笠原健) ■ 性能だけなら海自に軍配…ただし現状では 中国海軍最新のDDGとなるのが、2014年3月に一番艦「昆明」が就役した052D型だ。この艦は「蘭州級駆逐艦」といわれている052C型を発展させたものだ。 満載排水量は7500トン、全長は155メートル、全幅は17メートル、艦橋構造物には046A型多機能フェイズド・アレイ・レーダーを備えており、最大探知能力は380キロメートルとされている。もちろん、多数の目標を同時に探知可能だ。 主な武装としては、130ミリ単装速射砲1門と艦橋前と後部のヘリコプター格納庫前の2カ所に対空ミサイル垂直発射機(VLS)を備えている。中華イージスという場合、一般的には046A型多機能フェイズド・アレイ・レーダーを装備した052C型と052D型を指す。 むろん、中華イージスといっても30年近くイージス艦を運用してきた米海軍やその米海軍からノウハウを導入した海上自衛隊にはまだ及ばない。海自は、あたご型とこんごう型の計6隻のイージス艦を保有している。 最新鋭のあたご型は基準排水量7750トン、全長165メートル、全幅21メートル、艦橋構造物にはフェイズド・アレイ・レーダーを備え、最大探知能力は500キロメートル、200以上の目標を同時に探知可能だ。 レーダーで把握した情報は心臓部にあたるイージスシステムに送られ、目標の識別、攻撃の判断を瞬時に行う。単艦として海自のイージス艦と中華イージスの性能を比較すれば、明らかに海自に軍配が挙がる。 ■ 建造→改良→再建造→再改良…次々就役させる中国海軍、量で圧倒 だが、警戒しなければならないのが、中国海軍がDDGを急造している点だ。052型ミサイル駆逐艦の場合、C型の建造が終わる前にD型が就役している。 つまり、改良した艦の建造を続けている最中にその次の改良艦の建造に着手し、就役させていることになる。中国海軍は、その時点で必要だと判断した性能を持つ艦を次々と洋上に送り出しているわけだ。 中国海軍が遮二無二、中華イージスを建造している背景には、中国海軍が空母機動部隊の運用をもくろんでいることと関係していそうだ。建造された中華イージスは、空母を中心とした艦隊防空の要を担うことになる。052D型が新型のデータリンクを備えているのも艦隊の情報ネットワーク化を見据えたものだろう。 海自も最新鋭のミサイル防衛(MD)システムを搭載したイージス艦を建造する予定だが、中国海軍は052C型を6隻、052D型を12隻就役させる方針だ。中国海軍のDDG開発・建造のペースが今後もこれまでと同様に続くと、量に勝る中華イージスが海自を圧倒するようなことになってしまうかもしれない。 写真:東シナ海で実施された中国とロシアの合同軍事演習で、実弾を発射する中国のミサイル駆逐艦「ハルビン」=2014年5月24日(新華社=共同) http://www.sankei.com/west/news/150209/wst1502090001-n1.html
2015/02/16 0:58
《台湾の霊堂、日本兵弔い続け70年 「心一つに戦った」絆今も大切に》2015.02.14 産経新聞 戦後70年、第二次大戦で亡くなった日本兵を弔い続ける小さな霊堂が台湾・新竹市にある。戦時中、日本兵と絆を育んだ住民たちが、米軍による空爆の犠牲者を悼んで小さな石などを祭るようになり、終戦後の戒厳令下、親日的な行動が許されなかった時代も大切に守り続けてきた。現地の住民は「日本人と心を一つにして先の大戦を戦ったという思いがあったから、今日まで慰霊を続けてきたのだと思う」と語る。(永原慎吾) 鮮やかな朱色の門をくぐると、絶え間なくたかれた線香の香りがほのかに漂う。地元住民が手を合わせる祭壇には、高さ20~40センチほどだが、軍刀を携えた3体の日本兵像が縦一列に鎮座する。 台湾海峡からの強風が吹き付けることから「風の街」とも呼ばれる新竹市。その海岸近くに位置する道教の寺院「新竹代天府」の境内に、日本兵を祭る「聖軍堂」がある。 ■ ■ ■ 日本の統治時代、市内には日本軍の飛行基地があった。「日本兵は偉そうで、もし戦争に負けていなければ、今でも威張っていたかもしれない」と振り返る住民もいる。 それでも多くの日本兵は規律正しく振る舞い、住民との絆を強めたと伝えられている。大雨の際、地元の橋が流されないか日本兵が警戒にあたり、1人が濁流にのまれて亡くなったとも言われている。 戦局が悪化する中、戦火は台湾にも及び、昭和18年11月には新竹市の基地も米軍による空爆を受け、25人の日本兵が亡くなった。記録には残っていないが、終戦間際にも爆撃があり、日本兵だけでなく住民も犠牲になったという。 新竹代天府の現在の責任者、彭徳林(ポントゥリン)主任委員(63)によると、終戦直後から日本兵の魂が宿るとされる石をお堂に祭るようになった。国民党政府が戒厳令を敷き、親日的な行動を許さなくなっても住民による慰霊は途絶えなかった。役人から「日本兵を祭っているのか」と質されるたびに「台湾人だ」とごまかし、守り通したという。 ■ ■ ■ 国民党政府を率いた蒋介石(1887~1975年)が死去した後、日本兵の像が安置され、お堂は「聖軍堂」と名付けられた。死者を悼む慰霊祭も続けられている。 新竹市に住む廖受章(リャオショウチャン)さん(84)は、今も慰霊を続ける1人。13歳で親元を離れて日本に渡り、神奈川県にあった高座海軍工廠(こうしょう)などで少年工として戦闘機づくりに従事した。 空襲におびえながらの作業だったが、「子供や夫を戦地に送った日本人たちに食事をごちそうしてもらい、かわいがってもらった」と振り返る。 終戦後、台湾に戻り、同じく少年工として働いた台湾人らで作る「台湾高座会」に入会し、聖軍堂の存在を知った。 戦後70年もの間、なぜ台湾の地で日本兵が弔われ続けているのか。廖さんは、かつて学んだ流暢な日本語で「日本人と心を一つにして先の大戦を戦ったという思いがあったから、今日まで慰霊を続けてきたのだと思う。あなたたちの先祖を台湾人が大切に思っていること、日本と台湾の絆が残っていることを知ってほしい」と語った。 写真:聖軍堂に地元の神々とともに安置された日本兵の像(写真左の3体)=台湾・新竹市 http://www.sankei.com/west/news/150214/wst1502140049-n1.html
2015/02/15 1:23
中国が、戦時中に日本兵が行ったと主張し非難する様々な残虐行為。中国人社会では歴史を通じて日常的に行われ、そして日本では行われてこなかったものが多い。 — 《「1、2歳の手足切断し、物乞いとして利用」…社会主義国・中国で産業化する「物乞い管理」、闇組織の非道》 2015.01.08 産経新聞 中国が掲げる社会主義に照らせば、いるはずのない物ごい。しかし中国の主要都市には、肢体に障害を抱えている物ごいの人たちの姿が目に付く。物ごいを管理、搾取している闇組織の存在も浮上し、「より多くの喜捨を集めるために幼児の手足を切り落とした」との証言も飛び出した。社会主義を標榜する中国で、物ごいの存在はゆがんだ世相を反映しているようだ。(西見由章) ■ 失踪から10年後、悲惨な姿に 次々と暴露されるニセの物ごいよりもさらに深刻な問題が、物ごいの人たちを管理し、集めた喜捨を吸い上げている「丐幇(かいほう)」と呼ばれる闇組織の存在だ。2014年3月、香港フェニックステレビが広東省東莞市で暗躍する丐幇の実態を特集し、大きな反響を呼んだ。 “物ごい搾取組織”の存在が表面化するきっかけとなったのは、2010年9月の出来事。中国南西部の広西チワン族自治区から東莞に出稼ぎに来ていた女性が仕事を終えて繁華街をぶらついていたところ、突然、彼女の幼名を呼ぶ声が聞こえた。そばにいたのは、髪とひげが伸び放題で、両足の膝下と右手の肩から先がほぼすべて欠損し、座り込んでいた物ごい。なんと彼は10年前、二十歳そこそこで失踪したいとこの男性だった。 出稼ぎのため東莞で親類と暮らしていた廬剣秋さんは2000年、恋人に会うため外出したまま10年間行方不明となっていた。家族や親類はすでに死んだと思い込んでいたという。 変わり果てたいとこをみてショックを受ける女性。「どうしてこんな姿に」。剣秋さんによると失踪当日、バスから降りて間もなく「だれかとぶつかって意識を失った」。目覚めると、すでに両足と右腕を失っており激痛が襲った。暗い部屋の中に1年ほど閉じ込められ、その後、街頭で物ごいを強要されるようになったのだという。 剣秋さんが語った物ごいとしての日々は凄惨だ。鶏肉を食べることができる正月を除くと、食事はまんじゅうとマントーだけ。毎日“仕事”があり、ノルマが達成できなければボスの手下に殴られ、食事も与えられなかった。 剣秋さんが女性に窮状を訴えている最中、その近くでは中型バスから障害のある物ごいの人たちを次々と路上におろしていく男2人がいた。男らは剣秋さんと女性が話し込んでいるのに気づき、飛んできて剣秋さんを蹴りつけた。女性には「余計なことに首を突っ込むな。殺してやるから待ってろ」と捨てゼリフを残し、剣秋さんをバスに乗せて連れ去ったという。 ■ 「警察は信用していない」 女性から連絡を受けて、広西にある剣秋さんの実家は大騒ぎになった。一家総出で東莞に向かい、10年ぶりに姿をみせた剣秋さんを探し回ったが、再び発見することはできなかった。 剣秋さんの実兄は、番組の中でこう語っている。 記者「なぜ警察に通報しなかったのか」 実兄「剣秋が失踪したばかりのころ、警察に通報したが、なんの反応もなかった。正直いって、私は警察をあまり信用していないんだ」 親類や友人たちが剣秋さんを探して街頭にいる物ごいを観察し続けた結果、その背後にいる管理組織の実態が浮かび上がってきた。 親類たちの証言によると、闇組織は毎日早朝、中型バスに物ごいの人たちを満載して、それぞれ道路上や市場などに配置。イベントや催しがあるときには大量の人員を投入し、深夜まで働かせるのだという。物ごいの近くには彼らを監視し、集金や食事の支給を担当する者たちがおり、一様に体格がよく、高級車に乗っていた。 物ごいの人たちを運ぶバスの窓には黒フィルムが貼られ、中の様子をうかがうことはできない。仕事を終えるとバスに乗せられ、建設現場近くの人気のない道路に停まって夜を越し、翌朝、再び仕事へと向かうのだった。 ■ 悲惨なほど稼ぎは多い 番組では、物ごいを管理する闇組織の実態について証言する老人も登場した。王秀勇さんは両手に障害があり、かつて東莞の街頭で足をつかって絵を描く芸などを披露し、生計を立てていた。物ごいを管理する闇組織にも関わったことがあるという。 その証言は、全国の中国人を戦慄させた。 王さんによると、多くの組織は障害者や子供を物ごいに従事させており、ボスは地方の農民だという。数人の同郷人を手下として使い、1つの組織で十数人の物ごいを管理している。 王さんが関係した組織は当初、彼らの故郷で生まれた障害者の子供を物ごいとして利用していた。売られてきた子供もいれば、だまされたり、拉致されたりした子供もいた。 「世界の工場」とも呼ばれ出稼ぎ者が多い東莞では、赤ん坊が捨てられるケースが後を絶たない。闇組織はこうした子供を集めては、生後3カ月ごろから毛布にくるんで路上に置き、物ごいとして利用していた。 「彼らは利益のために、1歳、2歳の子供の足を切り落とすんだ」(王さん) 幼児の手足の切断された部分が腐敗して膿が流れ出し、外見が悲惨なほど、より多くの喜捨を集めることができたという。 こうした物ごいをさせられている子供たちが5、6歳になると、闇組織は彼らが逃げ出したり、金を隠したり、警察に通報することを恐れるようになる。体罰は日常茶飯事で、強力な睡眠薬を使って路上で眠らせ、“仕事”をさせることもあった。 「こうした子供たちは寿命が短く、衰弱すると、組織は緑地帯などに捨ててしまうんだ」と王さんは証言した。 東莞市の人口は約830万人とされ、大阪府とほぼ同じ人口規模だが、同番組によると、約3千人の物ごいが存在するという。 ■ 搾取の長い歴史 幼児の手足を切り落とし、物ごいとして利用する-。人間性のかけらもない行為に対して、中国のネットユーザーからは怒りの声が噴き出した。 「最も腹が立つのは、犯罪を知りながらそれを止めようとしない『公僕』どもだ。お前らは闇組織よりもっと悪質だ」。 「警察とやくざの結託は東莞に限ったことじゃない」 共産主義や社会主義を掲げる中国において、こうした「搾取の極み」ともいえる行為がはびこっているのはなぜか。 実は中国において、物ごいを搾取する闇組織「丐幇」の歴史は長い。「中国乞食史」(曲彦斌著、九州出版社)によると、宋代以降の民間伝承や語り物を明代にまとめた「古今小説」の中に、丐幇をテーマにした小説が登場する。当時、闇組織のトップは世襲で、物ごいの上前をはねたり、高利貸をしたりして、かなり裕福な生活をしていたという。 また同書によると、物ごいを管理する組織のボスは黒社会の構成員や地域のごろつきが多かった。1930年代に上海の物ごいを調査した文献によれば、清代以降、物ごいの管理組織は県知事の「お墨付き」を得て絶大な権力を持っていた。 “新人”の物ごいは、その地域を管理するボスへの届け出が義務付けられ、稼ぎの一部などを納めなければならなかった。こうした闇組織の権威は、辛亥革命で清朝が倒れた後も続いていたとされる。 現代における丐幇の跋扈は、中国社会におけるセーフティーネットの機能不全をも意味している。 中国のネットユーザーはこう書き込んだ。「(中国が掲げる)社会主義と現代の時代背景に照らせば、中国に物ごいがいるのはおかしいではないか」 写真:街頭で物ごいをする障害者の男性(中国メディアのサイトから)。中国では物ごいの人たちを管理する闇組織の存在も浮上している http://www.sankei.com/premium/news/150108/prm1501080002-n1.html
2015/02/15 0:40
《中国に売り飛ばされる寸前、助かった! ミャンマーの女性や子供177人 結婚紹介と偽り誘拐》 2015.02.14 産経新聞 14日付の中国紙、法制晩報によると、中国の治安当局はミャンマーの女性たちを売買目的で誘拐した中国人とミャンマー人の容疑者計37人を拘束、女性と子供の計177人を救出した。 容疑者らは仕事や結婚の紹介と偽って女性たちを誘拐し、河南省や山東省の農村で5万~8万元(約95万~152万円)で売り渡していた。(共同) http://www.sankei.com/world/news/150214/wor1502140035-n1.html
2015/02/14 19:07
世界の海に流出するプラスチックごみの28%を占める中国。2位はインドネシアの10%。日本は0.4%。生態系に悪影響を与え、海流が妨げられ気候変動に影響も。抑制なき軍事活動と経済活動で世界に悪影響を与え続ける中国の行為をやめさせなければなりません。—《海汚す中国 プラ廃棄、世界断トツの28%》2015.02.14 産経新聞 ■ 「気候も変える」米研究チーム警告 世界の国々から海洋に流出するプラスチックごみは1年間で480万~1270万トンにも上るとの推計結果を、米ジョージア大などの研究チームがまとめ、13日付の米科学誌サイエンスに発表した。国別で最も多いのは中国で、世界全体の約28%を占めた。海に流出したプラスチックごみは生物分解されずに海を漂い続けるため、大量流出を放置すれば、海の生態系に悪影響を与えるだけでなく、海流が妨げられて気候変動にもつながると研究チームは警告している。(SANKEI EXPRESS) ■ 世界の28%占める 研究チームは、海に面する192の国や地域を対象に分析。2010年のデータを元に海沿い50キロ以内の人口密度、1人当たりの廃棄物の排出量、廃棄物に含まれるプラスチックの割合、不適切に廃棄処理される割合などを分析し、年間の海洋流出量を試算した。海洋に浮かぶプラスチックごみの量ではなく、海岸線から流出した量を調査した研究は初めてという。 その結果、これらの国・地域では10年の1年間に約2億7500万トンのプラスチックごみが廃棄され、このうち480万~1270万トンのボトル、袋、ストローなどのごみが海に捨てられたと推計した。最も多かった中国は年間132万~353万トン、2位はインドネシアで48万~129万トン(世界合計の約10%)、3位はフィリピンで28万~75万トン(約6%)、4位はベトナムで28万~73万トン(約6%)、5位はスリランカで24万~64万トン(約5%)だった。 上位10カ国中、8カ国がアジアの国で、人口が多く、リサイクルや焼却、埋め立てなどの廃棄処理が適切に行われていない国が多かった。また、上位20カ国の大半は発展途上国だが、先進国では唯一、米国が20位(約0.9%)に入った。日本は30位(約0.4%)だった。 ■ 抑制へ対策急務 米メディアによると、研究チームを率いたジョージア大学のジェナ・ジャムベック博士(環境エンジニア、准教授)は12日、サイエンス誌での掲載に合わせて米サンノゼで開会中の米国科学振興協会(AAAS)年次総会で行った研究発表で「このまま何も対策をとらなければ人口が増えるにしたがって状況が悪化し、流出プラスチックごみの量は25年には現在の2倍以上の年間1050万~2800万トンに増えるだろう」と警鐘を鳴らした。この量は「沿岸1フィート(約30.5センチメートル)当たりでプラスチックが詰まったスーパーの買い物袋10個分」に相当するという。 一方で、不適切な廃棄処理を5割減らせば、25年までに流出量を4割減らすことができるとし、ごみの量を減らす取り組みとともに、適切にごみを処理する仕組みを整備するなど、早急に対策をとる必要があると訴えた。 ■ 妨げられる海流 海を漂って細かくなったプラスチックごみの破片は、海の生態系に悪影響を与え、海洋生物がのみ込むなどして体内に蓄積されることがある。研究チームは「食物連鎖で魚を食べた人間の健康に影響が出る可能性もある」としており、ジャムベック氏は「今後は流出者の責任を明確化し、拡大させていくべきだ」と提言した。 また、研究チームは、海洋に漂うプラスチックごみの影響で、北極から南太平洋に至る海流が妨げられているとも警告した。 プラスチックは年々消費が拡大し、全世界での生産量も過去40年間で6倍以上になり12年には2億8800万トンに達した。温室効果ガスの排出量削減とともに、プラスチックごみの抑制も人類が早急に取り組まなければならない問題だ。 写真:プラスチックごみを含む大量のごみが海流に乗って押し寄せたフィリピン・マニラ湾の海岸で、清掃作業を行うボランティアたち。プラスチックごみの管理方法整備は、世界的な喫緊の課題だ(ロイター) http://www.sankei.com/world/news/150214/wor1502140013-n1.html