本日、舛添要一都知事の一連の公私混同、公金流用、浪費、政治姿勢等の問題を巡り、都議会総務委員会の集中審議が行われました。
各議員の質疑に対し、相変わらず「尻尾を掴まれずに乗り切る事」だけを考えている様な舛添氏の答弁に、同氏への信認が失われるばかりの審議でしたが、鈴木隆道都議(自民)が、一点、重要な答弁を引き出しました。
市ヶ谷商業高校跡地への韓国学校増設は、「地元の理解なくして進めることはない」との答弁です。重要な言質を取りました。
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《【舛添知事追及・集中審議(3)】
都有地への韓国人学校誘致「地元の理解なく進めぬ」と断言 都市外交には「外務大臣のまねごとしたかっただけでは」と批判も》
2016.06.13 産経新聞
《東京都の舛添要一知事の政治資金「公私混同」疑惑をめぐる東京都議会総務委員会の集中審議は、鈴木隆道委員(自民)の質問が続いている。鈴木氏は繰り返し舛添氏の知事としての資質を問い、「自らの言葉で正直に答えてほしい」と訴え、議場からは「しっかり答えろよ!」などのやじが飛んでいる》
《質問は、都市間外交や韓国人学校の都有地の貸し出し問題にも及んだ。舛添氏は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領からの依頼に従い、保育所不足に悩む新宿区の都有地を韓国人学校の増設用地として貸し出す方針を打ち出している》
鈴木氏「われわれも都市間の友好を否定するものではありません。ただ、地方自治体のトップが行うべきは企業の誘致など地域に密着した課題のはずあり、外交の補完まで都民が知事に求めているでしょうか。多額の出張を繰り返し、友好交流の枠を超え、外交に成果を残したと胸を張る知事の言葉に違和感を禁じ得ません。知事、あなたは外務大臣のまねごとをしたかっただけではありませんか。外交は国益を損なうこともあります。まねごとのような姿勢で政府の専権事項に口を挟むことは慎むべきと考えます。さらには都有地への韓国人学校の誘致の問題です。この問題においても知事の偏りがあらわれていると思います。地元への説明は十分つくされ、理解は得られているのでしょうか。このような状態で学校が完成しても、皆が祝福するでしょうか。都有地の活用策について、都民の声に十分耳を傾け、地元の理解なくして事業を進めることはないと約束すべきと考えますが、お答えを求めます」
舛添氏「ご指摘の通りでありまして、韓国人学校の候補地でありますけれども、地元の理解がなければ絶対に成功いたしません。胸に刻みまして、協議は始めましたけれども、慎重にですね、地元の意見を聞きながら、さまざまな要因を考えながら慎重にゆっくりと進めて参りたいと思います」
鈴木氏「私は地元の理解なくして事業を進めることはない、と約束しろと申し上げているのであります。そういうことで言いました。そういう意味で答弁を理解します。いいですね?」
舛添氏「地元の理解なくして進めることはございません」
http://www.sankei.com/affairs/news/160613/afr1606130022-n1.html
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