ドゥテルテ比大統領「時がくれば必ず日本の側に立つ」。
驚きました。日本として、これ以上はない発言です。
リップサービスである等、色々と論評されていますが、この発言を得た事は、今回の大統領訪日が非常な成功であった事を示しています。
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《比大統領「時がくれば必ず日本の側に立つ」》
2016.10.26 日本テレビ
大統領就任後、初めて日本を訪問しているフィリピンのドゥテルテ大統領は26日午後、安倍首相と会談した。首相官邸前から松永新己記者が中継。
首脳会談の冒頭、ドゥテルテ大統領は南シナ海での中国の海洋進出の問題について「法の支配の下に平和的に解決したい」と述べた。
ドゥテルテ大統領「(南シナ海問題は)国際法に基づき、平和的に解決しなければならないと考えている」
外務省幹部は当初、安倍首相から南シナ海での中国の海洋進出を念頭に法の支配の重要性を訴えたいとしていた。ドゥテルテ大統領は安倍首相が発言する前に法の支配の下での解決に触れ、日本の主張に寄り添う姿勢を見せた形。ドゥテルテ大統領は「時がくれば必ず日本の側に立つ」と述べた。
また安倍首相は会談で、東アジアの平和と安定のためアメリカと連携していく必要性について話したものとみられる。これに対して「アメリカと決別する」などと発言しているドゥテルテ大統領がどう応えたのかが焦点。
アメリカや中国との間合いの取り方について今回、両首脳がどれだけ認識を共有できたのか。今後の東アジアのパワーバランスにも大きく影響することになる。
http://www.news24.jp/articles/2016/10/26/10344772.html
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《南シナ海問題「日本の側に立つ」、ドゥテルテ氏が安倍首相と会談》
2016.10.26 ロイター
[東京 26日 ロイター] – 安倍晋三首相とフィリピンのドゥテルテ大統領は26日に会談し、中国がほぼ全域の領有権を主張する南シナ海問題について、平和的解決に向けて協力することで一致した。同大統領は、国際仲裁裁判所の判断は拘束力があるとの認識を示し、「日本の側に立つ」と語った。
<南シナ海、「いずれ語る」>
フィリピンは南シナ海のスカボロ―礁の領有権をめぐって中国と対立。国際仲裁裁判所が7月に中国の主張を退ける判断を下したが、ドゥテルテ大統領は日本に先立ち訪問した中国で、この問題を取り上げなかった。
首相官邸で安倍首相と会談したドゥテルテ大統領は、「いずれ語らなければならない問題だが、いまそれを語るべきときではない」と説明。中国と領有権を争う日本とフィリピンの類似点を指摘し、「ときが来たときには日本の側に立つ。安心してほしい」と語った。
これに対し安倍首相は、「日本の立場に常に寄り添うことを明言したことに感謝する」と発言。両首脳は「法の支配」の重要性を確認するとともに、南シナ海問題を国連海洋条約などにもとづいて平和的に解決することで一致した。
<対米関係も意見交わす>
安倍首相とドゥテルテ大統領は、ぎくしゃくしている米比関係についても意見を交わした。安倍首相は米国との同盟の重要性を説明し、ドゥテルテ大統領は「米国との外交関係を断ち切るわけではない」などと回答した。
自身が始めた麻薬犯罪取り締まりを米国から批判されている同大統領は、米オバマ政権をたびたび非難。26日午後に都内で講演した際も、「おそらく2年以内に外国の軍隊はフィリピンからいなくなる」と述べ、米国との軍事同盟解消を示唆していた。
安倍首相とドゥテルテ大統領はこの日、2度会談した。対米関係などを話した2度目の会合は出席者を絞った私的なもので、内容はつまびらかになっていない。
日本側は、フィリピンに対し213億円の円借款を決定。大型巡視船2隻を供与するほか、ミンダナオ島の農業を支援する。このほか、反政府勢力を海上で取り締まるための小型高速艇を供与することも決めた。
ドゥテルテ大統領は27日午後に天皇陛下と会見し、離日する。
*内容とカテゴリーを追加して再送します。
(久保信博 編集:伊賀大記)
写真:10月26日、安倍晋三首相とフィリピンのドゥテルテ大統領が都内の首相官邸で会談した(2016年 ロイター/ISSEI 加藤 淳一 (Junich Kato)
http://jp.reuters.com/article/duterte-south-china-sea-idJPKCN12Q109
https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/photos/a.188901204610757/664399887060884/?type=3