アメリカ合衆国の存在自体が、ネイティブ・アメリカンを虐殺し土地を奪う事を正当化した白人至上主義によって建国されたものですが、議論がどの様に進んでいくのか、関心が持たれます。
—
《【白人至上主義衝突】コロンブスも「憎悪の象徴」に…NYで銅像撤去の議論「先住民を虐殺」》
2017.08.26 産経新聞
【ニューヨーク=上塚真由】米南部バージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者と反対派の衝突事件を受け、奴隷制度存続を訴えた南北戦争時の南軍兵士像を撤去する動きが米各地で広がる中、米ニューヨークでは、米大陸を“発見”したコロンブスの像も、撤去の議論に上がっている。
ニューヨークのデブラシオ市長は23日、市内にある「憎悪の象徴」となる像などをすべて見直すと発表。専門家による委員会を立ち上げ、90日間かけて存否を議論することにしている。
その対象として、マンハッタンのセントラルパーク南西部の角にあるコロンブス像が浮上。コロンブスの「米大陸到達400周年」記念として1892年に建てられたもので、周辺の広場とともに観光名所となっている。
米国ではコロンブスを英雄視する声がある一方、先住民の土地を奪い、虐殺したなどとして歴史的評価が割れている。
コロンブスの出身地であるイタリアの移民が像撤去に反対、米紙、ニューヨーク・タイムズに「コロンブスの実績が不当に評価されている」との内容の広告を一面に出すイタリア系米国人団体もある。
写真:存続が議論されている米ニューヨーク・マンハッタンのコロンブス像(上塚真由撮影)
http://www.sankei.com/world/news/170826/wor1708260043-n1.html
https://www.facebook.com/koichiro.yoshida.jp/posts/833658210135050