2013/11/13 3:05

《「エネルギー価格差、日欧に打撃」 IEAが13年版報告書》

[報告書によると、米国の天然ガス価格は10月現在、欧州の約3分の1、日本の約5分の1で、米国の産業向け電力価格も日欧中より安い。この傾向は35年まで続き、米国の電力価格はこうした国々の約半分になると予測した。]

[この結果、大量の電力を必要とする化学やアルミニウム、鉄鋼、石油精製といったエネルギー集約型産業が影響を受け、日欧はこの分野で世界輸出に占めるシェアを現状の3分の1程度失うと警告した。先進国では米国だけが輸出を拡大するとの見通しも示した。]

安価で安定的なエネルギー源の確保対策と、カントリーリスクを踏まえたグローバルな産業拠点整備を、国の企業等への支援と総合調整の下で行う必要があります。個別企業の自由競争を至上の物と捉え、自国政府の支援・関与を否定する人がいますが、そこで得られるのは一企業の利益であって国民全体の利益ではなく、そして世界で行われている現実でもありません。