《日の丸技術、石炭火力を次世代超効率「IGCC」へ 炭鉱の町で稼働世界記録更新中》
地球温暖化対策とエネルギー安全保障に資する技術に期待します。
[次世代の高効率石炭火力発電として注目されている石炭ガス化複合発電(IGCC)で、常磐共同火力の勿来(なこそ)発電所10号機(福島県いわき市、出力25万キロワット)が11月12日、IGCC設備における最長連続運転記録を更新した。現在も記録更新中だ。IGCCは、高い発電効率により地球温暖化ガスの排出も削減する技術。]
[発電効率は、発電所内の電力消費を差し引いた送電端ベースで42%以上。1970~80年代に建設された稼働中の石油火力プラントを上回る。世界の火力発電の平均効率が30%台の半ばであることからも、IGCCの効率の高さがよくわかる。]
[IGCCが注目される背景には、(1)石炭の埋蔵量が豊富で安価なこと(2)石油や天然ガスのような地域的な偏りが少ないこと(3)CO2や有害物質の排出が少ないこと-がある。]