《南極巨大氷河の融解進む、20年で1センチの海面上昇も 研究》
地球は温暖化していない、と主張する説があります。
その是非はともかく、氷河は融解が取り返しがつかないほど進行しており、海面水位が上昇する、とのことです。
以下、記事抜粋。
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世界の海面上昇の最大要因の1つ、南極のパインアイランド氷河(Pine Island Glacier)の融解が取り返しがつかないほど進行しており、今後20年以内に海面が今より最大1センチ上昇する恐れがあるとの研究報告が12日、英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)」に掲載された。
この研究報告で、仏ジョセフ・フーリエ大学(Joseph Fourier University)のガエル・デュラン(Gael Durand)氏は、パインアイランド氷河は「自律的後退の段階に突入しており、今後も氷河の縮小が取り返しがつかないほど続くだろう」と指摘している。
論文によると、同氷河では1992~2011年の10年間に年間平均200億トンの氷が消失しているとされ、また今後はこの消失量が年間1000億トン以上にまで増加する可能性も高いという。この数字は、今後20年の間に3.5~10ミリの世界平均海面水位の上昇に相当する。