東工大 三治特任教授、彌田教授、有機ELや有機太陽電池の材料となる「導電性高分子」を、価格が数十分の1の安価な触媒で合成できる技術を開発。日本企業の競争力強化に繋がる事を期待します。
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《東工大、導電性高分子を安価な触媒で合成》
東京工業大学 三治敬信特任教授と彌田智一教授は、有機ELや有機太陽電池の材料となる「導電性高分子」を、価格が数十分の1の安価な触媒で合成できる技術を開発した。有機ELのテレビや照明、有機太陽電池の普及につながると期待している。成果は米化学会誌(電子版)に掲載した。
導電性高分子は触媒を使ってモノマーと呼ぶ分子をつないで作る。今回、安価な有機材料を改良した触媒を開発した。室温で、大きさがほぼそろった高分子を数分で作れるようにした。
これまでの触媒は資源が少なく高価な貴金属などを含んでいた。セ氏約100度で数時間の熱処理が必要なうえ、大きさが不ぞろいなため分離する後処理も必要だった。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG1400P_U4A710C1TJM000/