2014/08/04 2:46



南米随一の大国にして伝統的親日、経済補完関係にあり、世界最大150万人の日系人居住国、ブラジル。日伯印独の常任理事国入りによる国連安保理改革をはじめ、連携を確固たるものにすべき重要な友邦です。

《価値観共有で中国牽制 国連安保理改革でも連携 日ブラジル首脳会談》
2014.08.02 産経新聞

 【ブラジリア=是永桂一】中南米5カ国を歴訪中の安倍晋三首相は1日昼(日本時間同日深夜)、ブラジルの首都ブラジリアの大統領府でルセフ大統領と会談した。終了後の記者発表で、首相は「両国は自由、民主主義、『法の支配』といった基本的価値を共有する」と述べ、中南米で影響力を拡大する中国を牽制した。

 また「私の地球儀を俯瞰する外交で、ブラジルはカギとなる大国だ。官民一体となって両国の互恵的な戦略関係を進めていく」と述べた。さらに、両国にインド、ドイツを加えた4カ国グループ(G4)が常任理事国入りする国連安全保障理事会改革が必要だとの認識で一致したことも明らかにした。

 会談で両首脳は「南シナ海での紛争を含む国際紛争は武力や威圧によらず、平和的に国際法にのっとって解決されるべきだ」と指摘したとみられる。首相は、ブラジル国内の穀物輸送や輸出に必要な鉄道や港湾、道路などのインフラ整備への全面的な支援を表明。会談後、両国関係者がブラジルの海底油田開発で、日本の技術を導入した巨大洋上基地を建設することを盛り込んだ覚書に署名した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140802/plc14080200370001-n1.htm