デンマーク工科大学、1秒につき43TBを転送できる世界最速のファイバーネットワークを開発。1GBの動画を0.2ミリ秒でダウンロード可能。日本のNTTのシングルファイバーを利用。凄いって事だけ分かります。
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《1GBの動画を0.2ミリ秒でダウンロード可能な世界最速ネットワークが開発される》
2014.08.02 GIZMODO
ウサイン・ボルト級。
デンマーク工科大学は、シングルマルチコアファイバーを用いて1秒につき43TB(テラバイト)を転送できる世界で一番速いファイバーネットワークをつくりました。もはや「最大1Gbpsのネット接続が可能」と謳っているGoogle Fiberが1996年のAOLダイヤルネットワークのように感じます…。
それにしても1秒につき43TBってどのくらい速いのでしょうか?
米メディアのExtreme Techによれば、1GBの動画を0.2ミリ秒でダウンロード可能なスピードだそうです(ミリ秒は1,000分の1秒)。平均しても100ミリ秒~400ミリ秒という信じがたいスピードで、何千本もの動画を一瞬のうちにダウンロードできることになります。
しかし、この研究チームがこれだけの速度を実現した仕組みは明るみになっていません。おそらく今年はじめに開発されたファイバーネットワークのコネクションを加速化する方法、「Flexigrid」と似たようなプロトコルを利用した可能性がありそうです。Flexigridはイギリス人科学者が開発したもので、1.4 Tbpsの速度を実現すると話題になりました。
1秒につき1.4TBのスピードも商用の回線と比較すればメチャメチャ速いわけですが、デンマーク工科大学の1秒につき43TBというミラクルスピードと比べたら全然違います。太って酔っ払った亀レヴェルの遅さに感じるほどでしょう。この速さを考えるだけで、これまでとは全く異った進化したプロトコルを開発したのでしょう。
ちなみに、日本の通信会社NTTのシングルファイバーを利用しているため、この技術は商用利用として実現する可能性があります。そうなると最高に素晴らしいですね。
Image by PeterPhoto123 / Shutterstock
source: Extreme Tech
Kate Knibbs – Gizmodo US[原文]
(mayumine)