2014/09/10 1:51

国際機関での中国記者「一つビッグな質問をしたい。中国伝統の薬は効くと思うか」「中国への期待を聞きたい。1分差し上げる。さあ、スタート」。厚顔無恥な質問に留まっているうちは良い。支配権を手に入れると、満足する対応がなければ弾圧し拷問し虐殺を始めるので、命懸けで阻止しなければなりません。

《中国人記者の「ビッグな質問」に失笑…WHO》
2014.09.09 読売新聞

 「一つビッグな質問をしたい。中国伝統の薬は効くと思うか」

 世界保健機関(WHO)がエボラ出血熱患者への未承認薬投与容認を発表した記者会見で、最前列の中国人記者が最初の質問をした。

 中国伝統医療への称賛でもあてにしたのだろうか。

 だが、これは目下の関心事項ではない。多くの記者がまず聞きたいのは、副作用のリスクなど。そんなことお構いなしの質問に失笑が漏れた。当局者は「正直知らない」とかわした。

 昨年、世界貿易機関の新事務局長が選出されたときの記者会見を思い出した。

 「中国への期待を聞きたい。1分差し上げる。さあ、スタート」。中国のテレビ記者は、普通あり得ない発言時間の指定までした。

 ジュネーブで今や最大勢力の中国メディア。たまたま目についた2人の記者の振る舞いには、中国が世界の中心かのようなおごりがにじんでいた。中国世論が感化されていないか気がかりだ。 (石黒穣)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140909-OYT1T50156.html